JR北海道がレールの異常を放置していた問題で、同社は6日、JR東日本に対して、管理職の派遣を要請する方針を固めた。本社と保線現場との間の意思疎通強化を視野に入れたもので、人数や受け入れの形を検討し、固まり次第正式に要請する。 放置問題を受けた国土交通省の特別保安監査では、JR北にはレールの検査結果などについて、本社と現場が情報を十分に共有する仕組みがないことが判明。国交省は、4日、JR北に改善指示を出していた。 JR東とJR北は、7月から安全運行のノウハウや車両整備のあり方について意見交換を始めている。こうした中、JR北は、社内の体質を変えるには社内だけでは人材が不足し、外部からの登用が不可欠と判断した。 関連リンクJR北海道に改善指示 国交相「安全確保のため」(10/4)JR北海道、経営陣刷新へ JR他社からの登用も検討(9/30)JR北に追加監査の方針 国交省、異常放置を徹底解明へ