■ネット販売が好調 「ありがとう」などデザイン50種 東日本大震災の影響で年賀状を出しづらい人にも、今年1年の感謝の気持ちをはがきで伝えられる「元気だ状」を、京都などの学生が考案した。インターネットなどで販売したところ売れ行きは好調といい、学生らは被災地に無料で配布するための募金も呼びかけている。 被災者に向けて「あけましておめでとう」とは言いづらく、被災者も年賀状を出す気分になれないのではないか−。そんな思いから、元気だ状には「ありがとう」「元気にしています」「前進」などの言葉をあしらっており、デザインは50種類ある。 5月に被災地でボランティアを経験した大阪大学経済学部3年の鍛冶屋圭佑さん(21)らが「震災を経験し、改めて大事な人に伝えたい思いがあるはず」と、インターンシップ(就業体験)先の印刷会社「にっこう社」(大阪市)に協力を依頼。京都や東北の学生らとプロジェクトチームを立ち