長野市西町の西方寺で7日、チベットの仏教文化を紹介する「大チベット祭」が始まった。善光寺の御開帳にあわせての開催で、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(東京都)が、チベットと縁の深い西方寺に打診し、実現した。 修行中に掲げる「砂曼陀羅(まんだら)」作りを、チベットの僧侶が実演=写真=。大理石を粉状にし、着色したものを使って、1・5メートル四方の板に仏の世界を描き出した。5日かけて完成させる。 8人の僧侶や仏像職人らと参加しているカチェン・ロップサン・シェラップ高僧(43)は「チベットの仏教文化を通して、何かを感じてもらいたい」と話した。 8日には修行体験を表現する「チャム」という舞が披露される。 11日まで。問い合わせは、西方寺((電)026・237・2707)へ。