■ブロックバスターは23日、ニューヨークの連邦破産裁判所に連邦破産法第11条の適用を申請、経営破綻したと発表した。同社の負債総額は約10億ドル。競合でオンラインDVDレンタルのネットフリックスやレンタル自販機のレッドボックスに押され、同社の業績は大幅に悪化していた。特にネットフリックスの動画ストリーミングが人気を得るにつれ、ブロックバスターの利用者は激減していた。 今回の破綻は再建を迅速に行うため、債権者の同意を得た上で手続きに入る事前調整型。先月、映画会社と協議が行われ、再建期間中の新作映画DVDの安定供給の約束を取り付けたなどがメディアで報じられていた。すでに約1.25億ドルのつなぎ資金を確保しており、レンタル店やメールオーダー事業(オンラインDVDレンタル事業)、レンタル自販機事業は継続していくという。 1985年創業のブロックバスターはピーク時、フランチャイズ店を含め国内に約7,0