東電に比べればリーマンは些細な話 2011年4月18日(月)08:00 (フィナンシャル・タイムズ 2011年4月13日初出 翻訳gooニュース) アジア編集長デビッド・ピリング 東京電力は米リーマン・ブラザーズの10倍は大きい話だ。本当に文字通り、つぶすには大きすぎるのだ。 東電は日本の電力供給の29%を担っている。首都圏にある200万超の企業と2600万の世帯に電力を提供している。しかし福島第一原発はもう今後ずっと稼働しないし、同社の原子炉17基のうち13基は停止中。石油火力発電所20基の半数、および石炭火力発電所2基も停止中だ。 東電は通常の発電量の約1/4を失っている。猛暑で電力需要が急増する夏場はまだ先だが、それでもすでに発電量の減少は大きな影響をもたらしている。政府は1974年の石油危機以降使われていなかった法令を発動して、今夏の電力使用量を昨年の3/4にまで制限するだろうと見