中国広東省政府は、資金繰り難に陥っている不動産大手、中国恒大集団が債務返済に十分な資金を確保できる「保証はない」と表明したことを受け、同社の許家印会長を呼び出すとともに、社内のリスク管理などを監督するために作業チームの派遣を決めた。写真は香港で9月撮影(2021年 ロイター/Tyrone Siu) 中国広東省政府は3日、資金繰り難に陥っている不動産大手、中国恒大集団が債務返済に十分な資金を確保できる「保証はない」と表明したことを受け、同社の許家印会長を呼び出すとともに、社内のリスク管理などを監督するために作業チームの派遣を決めた。 同社は同日付の香港取引所への提出文書で、債権者から約2億6000万ドルの支払いを要求されたと明らかにした。恒大は既に、11月6日が期限だった8250万ドルの利払いの履行が遅れている。 文書は「現在の流動性の状況を踏まえると、財務上の義務を引き続き果たすために十分