まえがき この記事の内容は、マーティンファウラーのエンタープライズ・アプリケーションアーキテクチャパターン (以下EAAP本)の 第十章「データソースのアーキテクチャに関するパターン」をもとに, 個人的な見解を加えて記述しております. 私個人による誤読, 思い込み, あるいは日本語能力の欠如(翻訳者の技術者としての能力の欠如も原因におおいに含めたい)によって 内容を間違えて把握している可能性もあるので, 気になる方はぜひ参考文献に直接当たっていただきたい. そうでなくても, とてもいい本ですし. なぜこの記事を書いたのか しばらく前, SQLおじさんの通称で知られる方のORMについての記事が派手に炎上して話題になっていました. 彼の主張は, 大いに同意できる観点から全く同意できない結論に至るという, なんとも評価がしづらい内容でした. そこで, 私が何に同意し, 何に同意できなかったかを,