パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。
パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。
防犯砂利は全部で37色。会社近くの石を拾って3Dスキャンし、金型を作った=豊川市で2024年8月22日午後4時43分、太田敦子撮影 まるでゼリービーンズのようにポップで鮮やか。その正体は不審者の侵入を妨げる頼もしい「防犯砂利」だ。プラスチックを知り尽くした自動車部品メーカー「プラセス」(愛知県豊川市)が開発した。世界的な廃プラ問題ですっかり悪者扱いのこの素材に、新たな命を吹き込もうと挑む。 プラスチック部品とその金型を製造して47年。パワーウインドー、エアコン、シフトレバーなどの、運転者が直接操作するスイッチ類を手がける。タイ、ルーマニア、メキシコなど海外5カ国にも拠点を置く。「本業はむちゃくちゃ堅いんです」と甲村尚久社長(58)は説明する。 低コストで便利。プラスチックは生活を豊かにし、メーカーとして社会に貢献している自負があった。だが時代は変わった。海洋に流出し環境や生物を脅かすプラス
大河ドラマ「光る君へ」第21話。越前へ向かうまひろ(吉高由里子)たちが乗る舟は“特注”。今年3月に琵琶湖ロケを行った(C)NHK 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は26日、待望の「越前編」がスタートする。今年3月に行った琵琶湖ロケのシーンも登場。実際に湖上に出た“特注の舟”の製作の舞台裏を美術担当に聞いた。 <※以下、ネタバレ有> 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。 第21回は「旅立ち」。藤原定子(高畑充希)が髪を下ろしたこと
1945年の沖縄戦で所在不明となった琉球国王の第13代尚敬王の肖像画「御後絵(おごえ)」。米国で見つかり、沖縄県に引き渡された=同県提供 太平洋戦争末期の沖縄戦で所在不明になり、米国で発見された琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)」などについて、米連邦捜査局(FBI)が公式ホームページで発見の経緯を明らかにした。御後絵が描かれた掛け軸は、米マサチューセッツ州の退役軍人の民家屋根裏部屋に隠されており、退役軍人の死後、家族が発見したという。 美術品盗難や略奪の専門捜査チームを持つFBIによると、退役軍人は第二次世界大戦に従軍したが、太平洋地域に出征したことはなかった。死後、遺品を整理していた家族から「変わった物品を発見した」との通報があり、FBIは2023年1月に捜査に着手。掛け軸や陶磁器、古地図など22点は一緒に見つかった手紙の記述から、大戦末期に略奪された文化財と裏付けられ、今月14日に沖縄
軍事転用可能な装置を不正輸出したとして外為法違反に問われた化学機械製造会社「大川原化工機(おおかわらかこうき)」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件で、同社の噴霧乾燥器の温度実験を巡り、警視庁公安部が実験データを一部除外して経済産業省に報告していた疑いがあることが判明した。立件には、経産省から「輸出規制品に該当する」との見解を得る必要があったが、伏せたデータ分は輸出規制品の基準に達しておらず、公安部にとって不利な証拠だった。 大川原化工機側が起こした国家賠償訴訟で、2023年12月の東京地裁判決は公安部と東京地検が捜査を尽くさなかったとして、東京都と国に計約1億6200万円の賠償を命じている(双方が控訴)。公安部がデータの一部を除外した疑いは、控訴審で新たな争点となる可能性がある。
2年半前の悲痛な叫びが、大切な人に届いている実感は今もない。 「私の母もこのような人々に影響され、もう家庭はめちゃくちゃになってしまいました」 東京都の20代の会社員、山本香織さん(仮名)がツイッター(X)にそう胸の内をつづり、17のアカウントを告発したのは2021年夏のことだった。 すべて、母が熱心に読んでいたものだった。いずれも、米大統領選やワクチンなどに関する、科学的に真実とは言えない情報を発信して不安をあおる「陰謀論者」だと山本さんは感じていた。 「このような人々の発信力を抑えることで、新たに生じる被害者を減らすことができるはず」。そんな思いで、停止に追い込んでほしいと懇願した。 呼び掛けには、300件ほどの「いいね」が付いた。だがその後、停止を確認できたアカウントはわずかで、大半は今も発信をやめていない。母もまた、変わらず信じ続けている。それどころか「当時より一層のめり込んでしま
「ろしあ亭」の調理場で取材に応じるオーナーの北市泰生さん。店の名物である白いビーフストロガノフを準備していた=東京都千代田区神田神保町で2023年10月24日午後4時2分、平塚雄太撮影 東京・神保町のロシア料理店「ろしあ亭」は10月31日、閉店する。ファンに愛され続け、新型コロナウイルス禍やロシアによるウクライナ侵攻の影響を受けながらも営業を続けたが、28年の歴史に幕を閉じる。一方、オーナーは「まだ気力はある」として、新たなスタートを切るという。【平塚雄太】 ロシア人らの交流の場にも <色々な波がありましたが、皆様との奇跡な出会いで嬉(うれ)しい楽しいの積み重ねでやってこられました。本当にありがとうございました。世界の平和を願います> ろしあ亭は20日、X(ツイッター)で閉店を発表。ファンの投稿が相次ぎ、営業最終日までディナーの予約が埋まった。告知から4日後、記者は調理場で仕込み作業をする
ロシアのウクライナ侵攻に反対する在日ロシア人による反戦デモで「ロシア人も戦争反対」と声をあげる人たち=東京都渋谷区で2023年2月25日、和田大典撮影 ロシアのウクライナ侵攻開始以来、日本の社会運動や知識人らの一部に、ロシア擁護論やウクライナ批判があります。なぜこうなるのか? 今の情勢で反戦運動は何を主張すべきなのか? 学生時代からさまざまな運動に関わり、開戦後はウクライナの左翼団体への支援活動をするノンフィクション作家、加藤直樹さんに聞きました。【聞き手・鈴木英生】 ウクライナ批判を始めた左翼の友人たち ――加藤さんは、侵略に抗しつつ労働問題などに取り組むウクライナの左翼団体への募金活動などをしました。 ◆ウクライナの左翼団体「社会運動」を支援しようと思った元々の理由は、驚きと怒りです。開戦後すぐ、SNS(ネット交流サービス)で日本の左翼や平和運動系の友人たちが何人も、ウクライナがいかに
歌手のGACKT(50)が12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題について言及した。 国際的にも問題となっている性加害問題。外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書を受け、事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。しかし、所属タレントを広告に起用している各企業が契約の見直しに踏み切るなど、波紋を広げている。 ジャニーズ事務所所属タレントのCMへの起用を見送る企業の動きは広がりを見せている。これについてGACKTは「アーティスト個人が何かやらかしてCMを打ち切るのはまだわかる。今回それぞれのアーティストは関係ない、というよりむしろ被害者。その彼らとのCMを打ち切るのはそもそもおかしいし不気味でしかない。それこそ、その企業のイメージダウンに繋がるんじゃないのか?」
1937年に始まった日中戦争で中国大陸に侵攻した旧日本軍は、現地住民の食料などを奪う行為を繰り返していた。大本営直属の経理部門「野戦経理長官部」は、39年3月に「支那事変ノ経験ニ基ク経理勤務ノ参考(第二集)」という冊子を発行した。そこには事実上の「略奪マニュアル」と言える内容があり、民衆が隠した物資をどのように発見するかの「コツ」が記されていた。 冊子の一項目「住民ノ物資隠匿法ト之ガ利用法」には、次のような内容が書かれている。「前方にレンガの壁を設け、その後方の家屋や倉庫などの全体を覆い隠していることがある。この場合には壁を破壊する必要がある」。また「銀行の倉庫には抵当物として食料その他が発見されることがある」と「銀行強盗」を促すような内容もある。 当時は戦地の兵士たちに日本国内から十分な物資が補給されず、食料は現地で手に入れる「現地自活」の方針が取られていた。資料からは、末端の兵士の判断
クラウドファンディングの開始から9時間半で、目標の1億円を突破した=2023年8月7日午後5時21分、大野友嘉子撮影 わずか9時間半で1億円達成――。光熱費高騰や物価高から資金難に陥り、国立科学博物館が7日午前8時に開始したクラウドファンディングは、午後5時20分に目標額の1億円が集まった。寄付は引き続き募っている。 博物館は7日午前に記者会見し、協力を呼びかけた。SNS(ネット交流サービス)などで注目され、クラウドファンディングのホームページにアクセスが集中し、一時つながりにくい状態となった。 博物館の公式X(ツイッター)には、「国が支援すべきだ」などと投稿が相次ぐ一方で、博物館ならではの返礼品に支援を申し出る声が相次いだ。
新入生の大量退校、多発する不祥事やハラスメント、極右論者の浸透……。どこの話かと思えば、これが日本の安全保障の要、幹部自衛官を育てる防衛大学校(神奈川県横須賀市)で起きていることだというから衝撃である。防大の等松春夫教授が実名で告発した。防大で何が起きているのか?【構成・吉井理記】 新1年生の約20%が退学 ――毎日新聞のインタビューに先立ち、集英社オンライン上で論考「危機に瀕する防衛大学校の教育」を公表しました。学校運営の硬直化や教官・教育の質の低下が多くの退学者や不祥事を生んでいる、日本の安全保障にとって危機的だ、と警鐘を鳴らすものです。なぜ実名で告発を? ◆いくつか理由はありますが、ここ3年ほど、アジア・太平洋戦争中の最悪の戦いの一つ「インパール作戦」の戦史の英訳の仕事をしていたことがあります。 ――1944年に旧日本陸軍が北ビルマとインド東部で展開した作戦ですね。苛酷な戦場の実情を
大阪府所蔵の現代美術作品105点が、府咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)の地下駐車場で保管されていることがわかった。いずれも彫刻で評価額は計2億円を超える。保管場所には誰でも出入りができ、梱包(こんぽう)されずビニールシートで覆っただけのものもある。劣化と盗難のおそれがあり、関係者からは「粗大ゴミと同様の扱いだ」と憤りの声が上がる。府は苦肉の策だとするが、問題の背景には、作品が時代の変化や行政の施策に翻弄(ほんろう)された経緯があった。 評価額2.2億円 一部はむき出し 駐車場に置かれているのは「大阪府20世紀美術コレクション」(約7900点、評価額計約46億円)の一部。府によると、彫刻作品105点の評価額は計約2億2000万円になる。 そのうち、関西の抽象彫刻をリードした森口宏一(1930~2011年)の作品が約60点を占める。代表作「景の仕組」シリーズなど、鉄やステンレス製で大型の
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