「STAP細胞」を巡る問題で、理化学研究所の調査委員会が、細胞の万能性を示した重要な写真が別の論文から流用された疑いなど4つの疑問点について不正かどうか判断するには、さらなる調査が必要だとする中間報告をまとめたことが分かりました。 また、小保方さんなど理化学研究所の共同著者は、論文を取り下げる意向を発表することにしています。 神戸市にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループが、科学雑誌「ネイチャー」に発表したSTAP細胞の論文については、画像やデータに不自然な点が相次いで指摘され、調査が進められています。 NHKが入手した中間報告書によりますと、調査は6つの疑問点について行われ、このうちSTAP細胞が光る写真が加工されたかのように不自然に見える点や、別の実験結果として示された2枚の胎盤の写真が実際には同じものだった点については、「悪意」があったとは認定できないなどとし