総務省が25日に公表した政治資金収支報告書を、NHKが調べたところ、去年、国会議員に関係する200余りの政治団体で、少なくとも合わせて3億5000万円が飲食に使われていたことがわかりました。専門家は「飲食は政治活動に必要なのか線引きがあいまいで、どのような意味があるのか説明できることが大事だ」と指摘しています。 このうち、飲食費としてレストランやバーなどに支出をしていた団体は4割近い212にのぼり、少なくとも合わせて3億5000万円余りの政治資金が飲食に使われていました。 中には、銀座や赤坂の会員制の高級クラブを頻繁に利用する団体もあり、クラブを運営する会社への支払いだけで、年間900万円余りに上るケースもありました。 女性従業員が接客するキャバクラなどへの支出もありました。 政治資金の飲食への支出を巡っては、東京都の舛添前知事が自宅近くのレストランなどの利用について「政治活動に利用したこ