吉野家ホールディングス(HD)は、子会社の牛丼チェーン「吉野家」の採用説明会への参加を申し込んだ大学生に対し、本人に確認しないまま外国籍であると判断して参加を断っていたことを明らかにした。 吉野家HDによると、採用担当者が1日、インターネットの就職サイトを通じて申し込んだ大学生に対し、外国籍を理由に予約を取り消すメールを送った。氏名などから外国籍と判断したという。本来は個別に連絡を取り、氏名や外国籍かどうかなどの確認や参加を断っている事情を説明することになっていたが、今回は誤って連絡をせずにメールを送ったという。 同社では2021年1月から、外国籍と思われる学生の説明会への参加を断っている。過去に内定した外国籍の学生が、就労ビザを取得できず、内定を取り消す事例があったためという。この運用に対する苦情はこれまでなく、今後も変更するつもりはないとしている。 広報担当者は、就労ビザの取得を前提に