仙台の繁華街、一番町には「ブラザー軒」という洋食/中華料理店がある。 http://r.tabelog.com/miyagi/rstdtl/4001473/ 五目やきそばやハヤシライスが人気の、老舗だ。 この店は、高田渡の歌で有名である。 高田渡 ブラザー軒 菅原克己の詩に高田が曲をつけたこの歌は、死者と出会う内容だ。 菅原克己全詩集 作者: 菅原克己出版社/メーカー: 西田書店発売日: 2003/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (8件) を見る ガラス暖簾がキラキラ波打つ、東一番町のブラザー軒。七夕の夜(仙台の七夕祭りは、旧暦なので8月である)、カキ氷を食べる主人公の前に、死んだ父と妹が現れる。 ふたりは席にすわり、カキ氷を食べる。 主人公は、それに驚くでもなく、淡々とその姿を見ている。 ふたりには声がなく、ふたりには主人公の姿が見えていない。