日本のアナログTVの映像信号に使われているNTSCの仕組みを知ったときは感動しましたね。 アナログ白黒TVは、1フレーム単位の大きなパルスが垂直同期になっていてその中に水平同期と画面を横断する輝度信号であるライン映像が沢山詰め込まれています。 そこで、カラー化するためには、どうやるかが想像も付かない所だったのですが、水平同期にカラーバースト信号というサイン波を少しだけ入れます。 TVは、この信号にピッタリ同期したカラーバースト信号を内部でも作ってカラーバースト信号が来なくなっても周波数と位相を横1ラインの間、維持します。 そして、1ラインの映像にカラーバースト信号と同じ周波数の色の信号を混ぜてしまいます。 白黒TVとしては単純に波形が1映像ラインの明るさそのものなのですが、色信号は特定の周波数なので明るさと色はフィルターで簡単に分離できるようになっています。 色信号は振幅が色の強さ、位相が