新型コロナ感染拡大の影響で生活に困っている人に弁当などを提供する「大人食堂」が3日、東京の聖イグナチオ教会で開かれ、主催団体によると、約200人が訪れた。用意した150食では足りず、100食を追加した。弁当の配布は5日正午からも同教会で行われる。 支援団体でつくる「新型コロナ災害緊急アクション」などが開催した。会場には女性や若者のほか、親子連れや外国人の姿も目立った。 昨年7月、コロナで「派遣切り」に遭った50代女性は「収入が絶え、一緒に暮らす母の年金と自分の貯金で生活している。食費も切り詰めているのでありがたい」と、米や野菜の入った袋を持ち帰った。