JR東日本仙台支社は26日、東日本大震災で被災し、一部区間が不通となっている仙石線が5月30日に全線開通することに合わせてダイヤ改正すると発表した。全線開通に伴って、東北線に乗り入れる「仙石東北ライン」が開業し、新たな快速列車を運行。あおば通(仙台市)-高城町(松島町)間の快速列車は廃止される。 仙石東北ラインは、東北線と仙石線の間に新設した接続線を通り、東北線仙台駅と仙石線石巻駅をつなぐ。仙台-石巻間で特別快速と快速列車を合わせ上下28本運行する。特別快速列車は同区間を52分で結び、震災前の仙石線と比べ、10分程度の時間短縮となる。 仙石線で不通となっている高城町(松島町)-陸前小野(東松島市)間が5月30日に運転再開。高城町-石巻間は、仙石線と仙石東北ラインを合わせ、震災前と同じ上下66本の運転本数となる。 仙台-石巻間の移動時間の短縮を仙石東北ライン、各駅停車による仙台近郊での利便性