(CNN) コロラド州ボールダーのカトリック系学校が、レズビアンの両親を持つ児童の入学を認めない方針を決め、同性愛者団体や支持者が抗議活動を展開している。 この児童は同校の就学前課程に通っていたが、同州デンバー大司教区の判断で、正式入学が認められなかった。同司教区はその理由について「信仰と道徳の地域においてカトリックの教えに公然と背いている両親自らの行為により、遺憾ながらその子供の入学資格はなくなった。このような状況にある子供の入学を許可すれば、子供たちが学校で教わることと、家庭で経験していることとの間に矛盾が生じる」と述べている。 これに対して同性愛者団体の代表は8日、「カトリック当局による今回の行動は、差別以外の何物でもない」と批判する談話を発表。別の団体も「学校が両親を理由にして子供を教育課程から締め出すのは大きな問題だ」と訴えている。