いろいろ考えてみましたが、わたしにとっての問題は、わりと単純なことなのです。 「知らないあいだに自分の書いたものについての権利が左右されていたこと」に対して覚える感情的な、そして直感的な反発と、どうつきあっていけばよいのかわからない、というのが、その問題です。 単純だけれど、解決は困難。感情的な問題だから。そういうものを押し付けられてしまって、うーん、と困っているのが現状です。 個人的な著作のレベルをこえていえば、ここに「本」として実体あるべきものが、データに変換されていくこと、自分の慣れ親しんだ次元での読書という文化が終焉を迎える時期が近いのだろうという妥当な予測に繋がることなども、たぶん、感情を刺激するのでしょうね。 これは、時代の変化についていけないということかな、とも思いますが。まぁわたしも四十過ぎですし、むしろ、「昔はよかった」と語れる過去をある程度は積み上げていないとおかしい年