老人ホームを舞台に、石坂浩二(75)ら往年の名優たちが共演するテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの郷」(平日午後0時半)が3日、始まった。脚本は、ドラマ「北の国から」などを手掛けた倉本聰(82)。倉本は「びっくりするくらいのメンバーが集まってくれた」と笑顔で語った。 今作の舞台は、過去にテレビ業界を支えた俳優や監督らが入居する老人ホーム「やすらぎの郷」。新たに入所したシナリオライターの菊村(石坂)が、他のメンバーたちとユーモラスなやりとりを繰り広げる。往年のテレビスター役を、石坂の元妻、浅丘ルリ子(76)や、八千草薫(86)ら、実際の名優が演じるのも特徴だ。 「今のドラマは若者向けの作品ばかりで、高齢者向けのドラマが少ないと思っていた」。制作のきっかけについて、こう振り返る倉本。「ドラマは本来、大人のためのもの。それが最近は子供に迎合し、バラエティー化している。本来のドラマの意味を、もう一度取り