砂州のようにみえる無数の軽石の衛星画像。巨大な「いかだ」さながらに海を漂う/NASA's Terra satellite (CNN) 米ニューヨーク・マンハッタンに匹敵する面積の海面に浮かんだ膨大な量の軽石が、オーストラリアの東海岸へ向かって漂流を続けている。専門家はこの軽石について、気候変動のためにサンゴ礁の半分が死滅したグレートバリアリーフを再生させる助けになるかもしれないと期待を寄せる。 大量の軽石でできたこの巨大な「いかだ」は、海上を航行する船舶が9日に初めて発見した。米航空宇宙局(NASA)によると、その数日前には太平洋の島国トンガの近くで海底火山の噴火が起きた形跡があった。 ヨットでバヌアツを目指していたマイケル・ホルトさんとラリッサ・ホルトさんは、出航から10日目の夜、ビー玉からバスケットボールくらいの大きさの軽石で構成された、海面が見えないほど大きい浮遊物に遭遇した。 「実