日本ばかりでなく世界のいたる国でもかなり古くから病気に関係する見世物がありました。ただ、日本でそれが見世物の主流となったのは江戸時代になってから後のことだといわれています。 江戸時代の見世物のデータによれば、寛政の頃から次第に増え、それまで最大需要であった細工見世物(生人形・硝子細工・瀬戸物細工)や曲芸・演芸見世物(軽業・手品、演舞、力持)の人気が下降してきたのに反比例して、動物見世物や畸形見世物が人々の注目の的となりました。ただその人気も嘉永期から落ちはじめ、明治六年(1873年)の六月にはとうとう当時の東京都知事が畸形見世物を禁止したことによって表舞台から姿を消すことになります。 ここではこのような歴史をふりかえって、病気関係の見世物をひとつひとつ挙げていき、簡単な解説をくわえてみようと思います。もちろんこのような歴史が道徳的に許されるはずがありませんし、ご覧になって不快な思いをす
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く