【ニューヨーク=山川一基】米インターネットメディアのベンチャー企業、デマンドメディア(本社・カリフォルニア州)が26日、ニューヨーク証券取引所に株式上場した。成長期待から初日の株価(終値)は売り出し価格より34%も上がり、株式の時価総額はいきなり約15億ドル(約1200億円)となって、米大手紙ニューヨーク・タイムズに並ぶほどになった。 同社は「eハウ」「リブストロング」など複数のウェブサイトを持ち、そこで様々な情報を提供し、多くの読者を獲得している。人気のひけつは情報集めの斬新さだ。 まず、グーグルなどで多く検索されているキーワードから、消費者が求めている「テーマ」をコンピューターが自動的にはじき出す。そして、契約する1万人以上のフリーランス記者にテーマをネットで告知し、取材させる。記者が急いで書き上げた記事を自社や外部のサイトに配信し、ネット広告で収益を得る。 消費者が知りたいテー