photo by Norio.NAKAYAMA だーれかさんが~だーれかさんが~だーれかさんが~見ーつけた~。というわけですっかり秋めいてきましたね。朝晩の空気、月の輝き、夕暮れのオレンジを鮮やかに描き出すマンションの壁…。いたるところに秋はその姿を表しています。 しかし、結局のところそれらそのものが秋だというわけではなく、それらの現象を認知し秋という季節とリンクさせる私の脳に秋が訪れているのです。 それゆえ、そこにある程度の一般性は見出しうるといえども、なおあらゆる事象に秋の訪れの兆候を許容しうると考えられるのではないでしょうか。 そのように考えた時、私の脳が捉える秋の気配は観光に顕現します。1年中いつでも可能なはずの観光に秋を感じるというのも奇妙なものです。例えば、夏に観光に行ったからといって秋を感じることはありません。しかし、秋になると観光に行っていない時でも私は観光に思いを馳せ、そ