時代は異なるが「銀(カネ)が銀をためる」経済を描いた『日本永代蔵』には、資本ゼロから知恵勝負で新事業に成功する商人が登場する。カネ万能の世にあっても、成長の決め手は知恵や技術革新の活用だ。折しも金融システム安定との兼ね合いから量的な金融政策の限界が指摘されている。ならば、とマイナス金利の深掘りも俎上(そじょう)にのぼるが銀行課税との解釈もある。そもそも先進国経済は、資本があれば設備投資し利益
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