以下では取り上げていませんが、『森の図書室』もおすすめ。 「読書の秋」とは言うけれど、夏の暑い時期にこそ「本」のイメージがわき上がってくるのは僕だけかしら。 ――夏休みの蒸し暑い平日、見慣れた街を走り、駆け込んだ先は本の森。チビッコたちが児童書コーナーでキャッキャしているのを横目に見、高校生のおねーさんが分厚い赤本とにらめっこしている脇を通り過ぎ、ひとり歩くぼくは小学生。 児童文学コーナーで “それっぽい” 本を見つけたら机に向かって腰を落ち着け、さあ取り掛かろうかという手元には原稿用紙――というのは、「小学校の読書感想文」の思い出ですね。個人的に好きな課題だったこともあり、その印象が強いせいなのかもしれない。 あれから10余年。当時以上に「図書館」にお世話になる機会が増えたような気もするこの夏の「おすすめ読書スポット」的な話をざっくりと書いてみました。 「街の図書館」と「国会図書館」 だ