札幌市中央区の路上で8月下旬、女性2人が相次いで車にはねられ、1人が死亡した事件で、殺人容疑などで逮捕された元会社員外山硬基容疑者(23)と同姓の不動産会社が、「インターネット上の事実無根の書き込みで業務に支障をきたした」として江別署に被害届を出していたことが、21日わかった。同署は偽計業務妨害の疑いで捜査を始めた。 被害に遭ったのは、江別市上江別西町の外山不動産(外山美喜雄社長)。同署によると、外山容疑者の逮捕後、インターネット上に「実家は外山不動産」などと事実と違う内容が書き込まれ、いやがらせ電話も相次いだという。 同社によると、逮捕翌日に「容疑者と関係あるのか」などの電話があり、その後、「息子さんが犯した犯罪は重大です」などと非難するメールもきた。「永遠に(騒ぎが)静まることはない」などと脅すような電話もあり、関係を否定しても一方的に責められたという。ネット上に外山社長の顔写真が