カワサキモータースが生産・販売する4輪バギー「MULE」。陸上自衛隊が汎用軽機動車として採用するにあたり作られた試作車を、東京お台場でじっくり見ることができました。保安基準適合のための改造や陸自は採用しなかった装備とは。 カワサキブースで展示されていた唯一無二の「ミュール」 2021年10月20日から22日までの2日間に渡り、東京ビッグサイトの青海展示棟において「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2021」が開催されました。この展示会は、防災・リスク管理・防犯を網羅したビジネストレードショーで、毎回多くの出展社が独自の製品を持ち込んで展示・説明しています。 例年、さまざまな分野の企業が数多くの製品を展示していますが、今回、筆者(矢作真弓/武若雅哉:軍事フォトライター)が目を留めたのは、陸上自衛隊水陸機動団に配備された「汎用軽機動車」のベースとなったカワサキの「ミュール(MULE)」