マツダの魂動デザインを支えるボディカラー。突然ですが、いったい何層で塗られていると思いますか? 正解は4層! 塗装の厚さはコピー用紙1枚程度。およそ0.08㎜(※ソウルレッドの場合)しかない厚みが、実は4つもの層で構成されているのです! 今回はその中でも、お客様の目にはほとんど触れることのない第1層(下地)にあたる「電着塗装」の作業現場に潜入します。 (図:4層塗装の構成、写真:第1層の電着塗装) それぞれ役割が異なる4層 はじめに塗装の基本から。 クルマの塗装は、電着→第1ベース→第2ベース→クリアの順に仕上げられていきます。またそれぞれサビを防いだり、塗料の発色を良くしたり、美観や光沢を出したりと、異なる目的があって塗り重ねられています。 (図:塗装工程の流れ) なるほど。4層の塗装にはちゃんと理由があったんですね。 しかし、一点だけどうしても聞き慣れないワードが・・・。第1層の「電着