自転車事故と専用レーンについて社説で書いているのは、毎日新聞です。 社説:自転車事故 専用レーンの拡充図れ 街の中の歩道を猛スピードで走り抜ける自転車に肝を冷やした人は少なくないだろう。 歩道を走行する自転車が歩行者をはねるケースが増えている。09年の対歩行者事故は2934件で10年間で3.7倍になった。死亡事故につながるケースもある。 道路交通法で自転車は軽車両に分類され、原則として車道の左側を走らなければならない。08年6月に改正法が施行され、自転車の走行が道路標識で指定されていない歩道を例外的に走っていいケースを「13歳未満か70歳以上」などと明確化した。 だが、交通ルールの無知やマナー違反が絶えない。携帯電話を見るなどよそ見運転はもちろん論外だ。 無謀運転による事故の代償は大きい。05年、信号無視した30代男性の自転車が、横断歩道を歩いていた50代女性をはねて死亡させた。地裁で50