北海道新幹線で10月、走行中に運転士の意識レベルが低下して一時操作ができない状態となり、列車が予定外の減速をしていたことが11日、JR北海道への取材で分かった。異常を察知した車掌が注意喚起し、運転士は操作に復帰。運行上の危険はなかったという。 同社によると、10月6日午後1時10分ごろ、東京発新函館北斗行きはやぶさ11号(乗客474人)が、奥津軽いまべつ(青森県今別町)-木古内(北海道木古内町)間を走行中、普段より速度が低いことに車掌が気付いた。車掌から車内電話で連絡を受け、運転士はすぐに加速、木古内駅を定時で通過した。 運転士は函館新幹線運輸所に所属する30代の男性。健康状態に問題はなく、始業前の点呼でも異常はなかったという。