親にとって、子育ての情報交換や収集に欠かせないスマートフォン。ただ、次から次に目に飛び込んでくる情報を追っているうちに熱中し、子どもに目をかけなくなっては本末転倒だ。最近は、親がスマホに夢中になり、子どもを無視してしまう「スマホネグレクト」という言葉も使われるようになってきた。専門家は親子の愛着を築きにくくなる状況を心配する。 (細川暁子) 「ママ、スマホ置いて!」。名古屋市内の会社員の母親(37)は八月中旬、次女(4つ)に自宅でそう言われた。思わずイラッとして「ママだって、忙しいの」と、声を荒らげた。 小学二年生の長女(8つ)が通う学童保育の保護者からのメールに返信している最中だった。受信したのは、土曜日の夜に開かれる保護者集会の案内。夏休みの家族旅行と重なるため参加できないことを、失礼にならないようにと気を使いながらメールを打っていた。 仕事関係のメールも毎日十通ほど。すぐに返信しない
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く