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ブックマーク / plaza.rakuten.co.jp/nostalgie (2)

  • マーク・シェル、『芸術と貨幣』 - 存生記:楽天ブログ

    2004年10月23日 マーク・シェル、『芸術と貨幣』 テーマ:最近、読んだを教えて!(23998) カテゴリ:カテゴリ未分類 マーク・シェル、『芸術と貨幣』(小澤博訳)、みすず書房、2004年。 芸術はいかにして貨幣になるのか、貨幣はいかにして芸術になるのか。その問いに答えるヒントは、貨幣が記号であると同時に物質であるというその両義性にある。ヨーロッパの芸術は、キリスト教と深い関係にあるが、キリストもまた神人という両義性を持っていた。すなわち、救世主という記号と身体という物質性である。つまり、貨幣と神は、どちらも普遍的で等価の価値を持つという構造的に類似するものである。貨幣が貪欲や吝嗇という悪徳に走らせるという理由はもちろんあるが、貨幣と神の類似性があるために、キリスト教徒は、貨幣のもつ力を忌まわしい物として恐れたと書には述べられている。 物質に銘刻されるやいなや、そのモノには貨幣と

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  • 東浩紀、『ゲーム的リアリズムの誕生、動物化するポストモダン2』 - 存生記:楽天ブログ

    2007年03月21日 東浩紀、『ゲーム的リアリズムの誕生、動物化するポストモダン2』 テーマ:今日どんなをよみましたか?(87549) カテゴリ:カテゴリ未分類 東浩紀、『ゲーム的リアリズムの誕生、動物化するポストモダン2』、講談社現代新書、2007年。 「物語の衰退」というポストモダン的な現代にあって、「キャラクターのデータベースを環境として書かれる」ライトノベルや美少女ゲームの「ゲーム的リアリズム」からどのような徴候が読み取れるかが論じられている。「物語の衰退」というわりには、夥しい物語が日々生産されて消費されているが、ここでの衰退は(例えばマルクス主義などの)「大きな物語」を指している。結婚して子供を作って…という「物語」もそこに含まれるのかもしれない。 注意すべきは、オタクたちは現実を嫌って仮想現実の世界にひきこもる……といった単純な話ではないことだ。オタクたちだってほとんどの

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