ピーター・ドラッカーが1998年に書いた「コンピュータ・リテラシーから情報リテラシーへ」という一文からの引用である。この文章は2002年に出版された『ネクスト・ソサエティ』(上田惇生訳、ダイヤモンド社刊)に収録されている。 必要な情報、すべて手に入りますか? 企業や団体が相当な投資をした「現在の情報システム」から「重要な情報」が本当に得られないなら由々しき事態である。 本稿を読んでいる方々が取り組む仕事は様々だろうが、時には自分の仕事で成果を上げるための情報は「何であり、何のためであり、どのような形であり、いつ得るべきであり、誰から得るべきであるか」、考えてみてはいかがだろうか。 その上で、普段使っているパソコンから、あるいは仕事で使っている情報システムから、必要と思われた情報が得られるかどうか確認してほしい。 「必要な情報はすべて手に入る」という読者がおられたら、あなたが所属する企業ある