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ueyamakzkに関するmassunnkのブックマーク (18)

  • 2007-07-17

    ひきこもっている人は、交渉主体としては極端に無能で脆弱な状態にあるが、実際に生き延びている以上、何らかの「力関係」を生きる当事者といえる(参照)。 問題は、そこで生きられる力の構造が、人の意識を実体化する形で硬直していること*1。 その力関係を解体したりほぐしたりすることは、単なる「権力奪取」ではなく、自由な関係の再構築であり得る。 無力さゆえの硬直に「されるがまま」になるのではなく、お互いの関係自体に自力で創造的に関与すること。 以下、三脇康生の論考「精神科医ジャン・ウリの仕事──制度分析とは何か」*2を参照しつつ、関係への解体構築的な関与について、考えてみる(強調は引用者)。 ウリの立場に立つならば、ラカンの打ち立てた純粋精神分析を、それぞれの精神分析の学派が継承し、それを施設の中で応用するのでは、ラカン派の精神分析の一番ビビッドな部分を取り逃がしてしまうことになる。 応用するだけで

    2007-07-17
  • 2007-07-14

    要旨 当事者性の強調は、単なる制度順応とは別の仕方で――脱法的に――「自分の問題に取り組む」ということ。しかしそれは、交渉関係の前提を整備することにすぎない。何かの事案についての当事者性は、万能の主張権限や特権ではない。▼その取り組みは、倫理的には英雄的であり得ても、あまりに受傷的であり、制度的強制力を持たないために、非常に脆弱に見える。 《脱法》の辞書的な意味は、「法に触れないように悪事を働くこと」。しかしこの論考では、「脱制度的な、オリジナルな創意にあふれた活動」というほどの意味。単に反社会的な言動は、むしろ陳腐なパターン踏襲でしかないことが多い。 それぞれの批判的思想の要点は、どのようなスタイルで脱法的(脱制度的)取り組みを奨励しているかで整理できる。 計算の不可能性に向かう、脱構築という正義(デリダ) 欲望の道に譲歩しないことを勧めるラカン派精神分析 英雄的な欲望の範例としてラカン

    2007-07-14
  • 2007-02-03

    どんな人間関係を維持するのであれ、その場に特有の「力関係」に苦しむことになる。 この問題から逃げられる人間集団はない。 ひきこもり系の人間は、どこにいても、自分を政治的に成り立たせることに失敗する(家の中であっても)。 ひきこもりの社会復帰支援とは、政治のやれない人間を政治の中に放り込むことに相当する。 サバイバルのためには、自分を組織する指針が要る。 それは、家を出るとか出ないとか以前に、「頭が真っ白になってわけがわからなくなる」という苦痛のために。 経済的自立は、政治的自立の一部分だと思う。 生放送分+終了後の「外伝」が、podcasting で聴けます。 「Part5(外伝2)」*1冒頭で、私の投稿メールを読んでくださっています*2。 私にとっては長期的な論点なので、以下にその文面をアップします。 「働くうえで、いま最も必要とされていること」*3ですが、私は、 精神論とは別の形での、

    2007-02-03
  • サイト『論点ひきこもり』: 「貴戸理恵氏インタビュー」 - Freezing Point

    2005年11月初旬、貴戸理恵氏にお話をうかがいました。 インタビューでは、ご著書『不登校は終わらない』(2004年11月公刊)の調査や東京シューレ、大学時代の研究、今後の方向性などについてお聞きしました。 ▼東京シューレとのいきさつについては、こちらを参照。 貴戸理恵 「「当事者の語り」再考」 (『論座』2006年4月号掲載) と合わせてご覧ください。

    サイト『論点ひきこもり』: 「貴戸理恵氏インタビュー」 - Freezing Point
    massunnk
    massunnk 2006/07/06
    写真の貴戸理恵がきれいに見える件
  • Freezing Point -  宇多田ヒカル 『ULTRA BLUE』■「“あんたに何がわかるんだい?”って書けたとき、すごくスカッとした」(インタビュー)

    御意。 「まぁ自分自身にも言ってるんだけどね」が素晴らしい。 あと、僕は極端に鮮度のある青がすごく好きで、「ULTRA BLUE」っていうタイトルにびっくり。 ▼以下、別のインタビュー記事より。 「よくわかんない」とか言われるし、いつも「変わってる」とか「気まぐれすぎる」とか「わけわかんない」とか、ホントに仲いい人にもすごく言われるんだけど、何か私自身が、怖かったのかなって思う。 自分自身のことが怖くて、それが何か青空っぽくて、青空も怖くて…みたいなのを全部…、受け入れたみたいな。 はっきりとそこにあるのに不気味。*1 ブルーってやっぱ私がすごく好きな理由が、「もう、超ブルーだよ最近」とか「まじブルー?」とかいうふうにみんな何となく使うのに、青空ってチョー明るいイメージとか、そういうことあんま考えずに、両方の青をみんなが認めてるじゃない? だからそれが好き。 同時にそうなんだよっていうのが

    Freezing Point -  宇多田ヒカル 『ULTRA BLUE』■「“あんたに何がわかるんだい?”って書けたとき、すごくスカッとした」(インタビュー)
    massunnk
    massunnk 2006/07/03
    「まぁ自分自身にも言ってるんだけどね」これが再帰性ってやつですかい
  • 2006-06-30

    最近、「再帰性」 「個別社会(中間集団、党派性)」 「個人の政治化(交渉・契約)」 というあたりを焦点にしています。 いきなり全部を論じようとしてもどうしようもないので、少しずつメモしながら考えてみます。 ▼私のblogは、まとまった意見提示や解説的なものも多いですが、多くは「考えている現場をそのまま書いてみる」ような作業になっています。 blog自体が「書きかけの研究ノート」みたいな感じ。 それでもお付き合いいただけるとうれしいです・・・ 主に「個別社会」「再帰性」に関して引用*1。  【追記: 私が自分で動画を見てのメモもご参照ください。】 強調は引用者。 【宮台真司】 そして最大の問題点は全体性を把握している人がいない点にあります。 民間企業も政治家も官僚も、生き残りをかけて各々の利にかなうアーキテクチャを入れようとしていますが、競争関係にあるが故に、誰一人として全部を見わたせないと

    2006-06-30
    massunnk
    massunnk 2006/07/02
    「再帰性の解除を可能にするものは何か」あの航空会社とコンドームの人は風俗とか言うんだろうなぁ。「再帰性」てのも一種の強迫症状の一種とみれば「性」ってのが重要な気が。追、あと死か。
  • 2005-12-22

    一つはっきりした指針を得られたように思うので、備忘録的にメモしておく。 これはまだ最初の着手段階のメモ。 イベント「「人生にYesNo枕!」〜摂障害・ひきこもりニートの人間関係学〜」で同席した際、樋口明彦氏がおっしゃっていたこと(大意): 僕が抽象芸術が好きなのは、それが「非人間的」だからです。 その場では何も言わなかったが、実は横で聞いていてシビレていた。 三脇康生氏の発言で僕が最も感銘を受けたもの: 「分析の consistency」 この遂行は、人間的な《交流》と相容れず、それゆえ「人間味がない」「アタマがおかしいんじゃないか」などと非難されがち。 ▼《交流》が《交渉》より優先すると、抑圧が発生する。 斎藤環氏の臨床面接の方法: 「親切な宇宙人」 「味方のロボット」 ある教育社会学者*1(大意): 教育が、甘ったるいヒューマニズムばかりで語られる。 社会的な視点がない。 いわば「

    2005-12-22
  • 2005-12-13

    内田樹氏の発言より。(強調は引用者) 「これこれを教えてください」と言ってくる人って、学ぶ前の自分と、学びのプロセスが終わったあとの自分が同一人物だと思っているんです。学ぶ前と後で自分自身が主観的には少しも変化しないと思っている。知識や技術は付加価値として「同じ自分」に加算されるものとして考えている。でも、それは“学び”ではないです。それは商品を買っているのと同じですから。消費者は商品を買う前と買った後で別人にはなりません。コンビニで買い物をする前とした後で別人になるはずがない。でも、当の意味での学びのプロセスでは、学ぶ前と後では別人になっているのが当然なんです。 《教育行為の契約主体》は、「どの時点」での「誰」なのか。*1 学ぶ前の私が契約主体であり、「学んだ後は別人になっている」のが当なら、私は学びが終わった後に、「こんな教育に意味はない!」と叫ぶこともあり得る。内田氏はそれも含め

    2005-12-13
  • Freezing Point -  《交渉と契約》—「動機付け」と「不能」

    1 :さやか :2005/11/18(金) 08:40:51 ID:TIxiS8Q30 夜中にこそこそ冷蔵庫漁るなカスが 18 :(-_-)さん :2005/11/18(金) 09:06:43 ID:???O ホントは冷たくされるのが怖いから 夜中にコソコソ起きたりするんだ。 このまま突き放し続けたら 対人恐怖症とか、精神病になると思うぞ。 45 :さやか :2005/11/18(金) 20:14:58 ID:???0 はぁ?家族だからって最低限の義務も果たさないやつがいつまでも暖かくされると思ってんの? あんたらおかしいでしょ、父も23になったら放り出すって言ってたよ 死のうがどうなろうがしったこっちゃないって 48 :(-_-)さん :2005/11/18(金) 20:17:38 ID:???0 1さん、うちの兄も25にもなってヒキコモリです 気持ちわかります、ほんと消えてほしいですよ

    Freezing Point -  《交渉と契約》—「動機付け」と「不能」
  • 2005-12-08

    これまではずっと「一人で穴を掘っている」感じだったが、最近、いつの間にか「横穴」が通じているような気がすることがある。 ようやくそういう状態になってきた、それぐらいには掘れるようになってきた、ということか。 ▼そうなってみると、自分のしている議論の「歴史性」というものがひどく気になってくる。 自分は今こんな議論をしているが、それは歴史的にはどんないきさつの上に乗っかっているんだろう。 「ひきこもり」についてまともな議論をしている人はほとんどいない気がするけど、個別論点についてはすでに膨大な歴史がある。 ほかの人たちがしてきた議論の成果や焦点が、自分の議論をさらにクリティカルにしてくれるかもしれない。 ▼「議論の歴史性」に注意すること。 そのうえで、ほかの人たちの議論に「合流できる」ようにすること。 【「勉強する」とは、「文脈を知る」ということだし、そこで「合流する」ということだ。】 そんな

    2005-12-08
  • https://www.hiki.info/modules/tinycontent/index.php?id=27

  • https://www.hiki.info/modules/tinycontent/index.php?id=26

  • 2005-12-01

    12月1日、岸政彦さんの授業にお招きいただき、2コマ参加。 授業後の飲み会も含め、あっという間に時間が過ぎる。 反省点と刺激多数。 【それにしても、「雑談」に苦しむ人があんなに多いとは。】 雑談をしようとするとき、相手をセクシャルに意識している場合とそうでない場合の違いは何か。 ――飲み会で出た提案。 何年か前の記憶。*1 飲み会後、女性と2人で同方向に帰ることになった。深夜で心配なので、少し遠回りして送っていく。帰宅後、その女性からメール。 私、彼氏いますから。 読んだ瞬間、台所に突っ走ってコップ酒3杯一気飲み。さらに泥酔して翌日は嘔吐5時間。 「誘ってないってば・・・」 しかし、女性からすればそれは「変な気を持たせないように」という礼儀のつもりだったのかも知れず。これはもうどうしようもない。 女性の男性恐怖は「被害者にさせられる恐怖」だと思うが、男性の女性恐怖は「加害者にさせられる恐怖

    2005-12-01
  • https://www.hiki.info/modules/tinycontent/index.php?id=24

  • http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20051129

  • 卒論を書く人が落書きして遊ぶ場所 - 上山和樹氏との往復書簡

  • 2005-11-27

    ひきこもりをテーマとする当ブログで、大野氏のこの文章を紹介するのは冒涜だろうか。 「まったく働けない人間」と、「働きすぎて死んでしまう人」。 ▼私自身を含め、大野氏のような経歴を持つ「ひきこもり当事者」の話はよく聞く*1。 閉じこもっている人の多くは、「自分のことは自分で決めなければならない」という強迫観念に支配されており、それゆえに逆に身動きできなくなっている*2。 どうしたいかが自分でもよく分かっていないくせに――というよりもだからこそ――、他者と関わることで自分が過剰に他者に支配されてしまうことを恐れる。 「他者の色に染まりすぎること」を怖がる。 「生き甲斐」や「仕事の指針」は、「自発性をもって自分で決めねばならない」と頑なに思い込んでいる――恐怖心ゆえに。 ▼他者との関係に巻き込まれることは、そのまま「周囲の人間関係に支配されること」を意味する。 《交渉》ができないから。 自分はど

    2005-11-27
  • 2005-11-21

    『援交から天皇へ―COMMENTARIES:1995‐2002 (朝日文庫)』p.367-370 ここで重要なのは、確かにチョムスキーは驚くべき数理的業績をあげましたが、そのベースにあるのは一貫して自由を求める実存的希求だった、という点です。そしてその実存的希求が、彼自身のとった政治的行動と極めて緊密に結びついていました。 私はこういう人が大好きです。ノーム・チョムスキーに私はメチャクチャハマりました。変形生成文法もメチャクチャ勉強しまくりました。それは数理的な関心からと言うのでなく、繰り返しますが、実存的な関心からです。 私が小室直樹や廣松渉に惹かれたのも全く同じ理由です。小室にも廣松にも信じられないほどの教養があります。そしてその信じられないほどの知識量が、彼らの頭の中では主観的に構造化されています。 【中略】 彼らが過剰な教養を持っているのは実存的な核があるからだと私には直感的に分か

    2005-11-21
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