STM32を使い、自前でファームウェア更新機能を搭載する方法を解説します。 GitHubでソースコードを公開しています。 1.はじめに STM32にはファームウェア更新機能が内蔵された機種が多く、STではこの機能を「ブートローダ」と呼んでいる。(→AN2606)。 内蔵ブートローダは様々なペリフェラルに対応しており、特にDFU(Device Firmware Upgrade)プロトコルを使えば、USB経由で手軽にファームウェアを更新できる(→「マイクロコントローラのDFUモードを使用して現場でファームウェアを更新」, Digikey)。 ただし、内蔵ブートローダでDFUを使う場合、以下の問題がある。 問題1: USBデバイス名が「STM32 BOOTLOADER」または「STM Device in DFU Mode」に固定され、さらにUSBのVID/PIDが固定のため、ホスト側から機器の判
最近秋月電子で取り扱いが開始されたマイコン CH559L、安い 8 ビットマイコンですが、USB ホストになれるという特徴があります。 このマイコンを使って、USB キーボードの入力を ASCII テキストに変換してくれる便利モジュール「かんたん USB ホスト」を開発したので、その過程と、その過程でわかったことをまとめてみます。 最初に評価ボードを手に入れたのが 2020年5月で、それから 1 年以上いろいろいじったのでそれなりに知見がたまりました。それらを一通りまとめてみたので、なかなか大盛な記事になってしまいましたが、これから CH559 をいじってみたい、という方にも参考になれれば幸いです。 CH559って? 南京沁恒微电子(Nanjing Qinheng Microelectronics、以下 WCH)から出ているマイコンチップです。WCH は USB トランシーバー入りの 8
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く