先天的に血液型と性格との間に相関があるとしてもごくわずかだということは、統計的にはすでに言えている。そして相関があるとしても予言の自己実現とかで後天的に血液型と性格との間に相関が発生するほうが支配的ということが問題。 つまり先天的に血液型と性格との間に相関があるかどうかはすでにどうでもいい。後天的に性格を決め付けられることで本来あるべき性格とは違う性格を刷り込まれてしまうことになることが問題であり、本来の性格を反映しない強すぎるバイアスをかけて人を判断してしまうことが問題なのだな。 結論としては統計的に相関がないか、少なくとも弱いことがわかっている血液型と性格の先天的な相関性を言うのはよくない。これは「統計的に弱いながらも確実に先天的な相関がある」「科学的・医学的に先天的な弱い相関がある」ことがわかったとしても相変わらずよくない。