大野市は三十日、地元の「越前大野城」、兵庫県朝来(あさご)市の「竹田城跡」、岡山県高梁(たかはし)市の「備中松山城」との間で“天空の城”を切り口にした三城連携をスタートすると発表した。大野市によると、天空の城と称される城のタッグは全国初。各城での合同パンフレットの配布から連携する。 昨年十一月に旅行雑誌の「雲上の城めぐり」で三城が特集されたことを契機に大野市が二市に連携を提案。「日本三大 天空の城」の冠も独自に付け、PRで協力していくことにした。具体的には各城の歴史、アクセス、雲海を見る秘訣(ひけつ)、城下町観光などの情報を盛り込んだ合同パンフレットを作製。十月中旬から計五万五千部を三つの城に置き、観光客が別の天空の城にも足を向けるようにする。三城の写真付き切手シート(八十円切手十枚)も年内に発売する。 三城連携を担当する大野市結(ゆい)の故郷(くに)推進室の清水孝啓(たかひろ)さん(23