仕事が終わった後で、酒屋さんに寄ったりします。目当ては日本酒。買って家で飲むこともあるし、ただ眺めて満足して帰ることもあります。日本酒は宣伝文句が多いですね(酒全般にいえるかもしれないけど)。ラベルに「○○品評会にてグランプリ受賞」とか「イタリアのワイン評論家からも好評」みたいなことが書いてある帯がくっ付いてるのが目立ちます。 たまにですが、日本酒を作っている杜氏が、海外で自分の蔵の日本酒を飲んでもらったら好評でした、みたいな内容のテレビ番組があったりしますよね。私は割とそういう番組は好きで観ます。ただ、だいたいいつものパターンですが、提供した側の視点がどうしても強くなる印象があります。 つまり、「自分たちの確かな技術と熱意が通じた」とか「日本の伝統が理解された」などと大きなテロップ付きで画面にでかでかと出て、そのまま一方的な結論になることが多い気がします。私からすると、受け入れる側にある