脂肪の蓄積防止や血糖値の上昇抑制などの効能が話題となった「希少糖」を含むシロップが、絶大な人気を集めている。香川大の研究者らが地道な取り組みで効能を確認し、産官学連携で生産技術の確立と商品の量産化に成功。昨年8月から家庭用商品が全国発売され、一時は生産が追いつかない状態となったが、20日に通信販売が再開された。最近の研究では希少糖から安全性の高い農薬が作れる可能性も生まれており、研究者は「未知の世界が広がる」と期待を寄せている。 人気のシロップは、でんぷん総合メーカー「松谷化学工業」(兵庫県伊丹市)や、香川大のベンチャー企業「レアスウィート」(香川県三木町)などが共同開発した「レアシュガースウィート」。500グラム入りボトルを1260円で販売している。 レ社によると、月2万本の生産態勢を整えたが、昨年10月からメディアで「太らない甘味料」などと紹介され、直後に約6万本の注文があるなど、一時