第一工程では、平行四辺形の面を構成要素とする凸型のゾーン多面体Aを核とする。第二工程では、該核の外殻に規則的に立体状構成要素Dを配置し、該立体状構成要素を抽出することでゾーン多軸体Eを形成する。この第一及び第二工程で目的とする構造体が幾何学的構造の原理を内包することになる。第三工程では、前記立体状構成要素が互いに交差する箇所を保持する上で、その外方延長部を任意の箇所にて切断して取り除き、残る内方側の立体状構成要素を構造用要素Jへと転換する。そして該構造用要素が互いに交差する箇所を接続することを可能とする手段を有することで中空状構造体Kを形成する。最終工程では、該中空状構造体の主要な構造用要素によってドーム型構造体Lを形成する。 内部支持体を必要としないドーム状建築物の典型的なものにジオデシックドームがある。このドームは、1950年代中頃、R.Buckminster Fuller(バックミン