『キャプテン』からの連想で『キッズ・リターン』を思い出して以来、ずっとたけしが気になって、「宝島30」創刊号の、吉田司によるインタビューや、「ナンバー」の辰吉vs薬師寺戦の号を引っ張り出して読んだりしている。 特に「宝島30」の方は、当時も本格的に吉田司に興味を持つきっかけになっただけあって、「差別と暴力とマザコン」というテーマに、吉田司自身がちょっと自縄自縛気味でそれが「図式」になり過ぎてるところを割引くと、今読んでも凄く面白い。 「ヤクザは外で人の親父を自殺に追い込むようなことやってても、身内には優しいから「いい人」ってことになる」とか、「15くらいの頃はカツアゲばかりやってた」「自分みたいな育ち方してると、まわりはヤクザだらけ」とか、結果的に『キッズ・リターン』のネタ出しになったんじゃないかって話もたくさん出てくる。 「土方ってのはさ、バーなんか行って、隣にキレイなねえちゃんがいても