業況判断DIは大企業製造業、非製造業ともに概ね横ばいか 日本銀行は、10月1日(火)に短観(9月調査)を公表する。注目を集める業況判断DIは、大企業製造業、非製造業ともに前回6月調査と概ね同水準になると予想されている。 QUICKによる民間15社の予測調査によると、大企業製造業のDIの予測中心値はプラス13と、2四半期ぶりに改善した前回6月調査から横ばいの予想だ。自動車メーカーの認証不正問題の影響緩和が、プラス材料となった可能性がある。他方でマイナス材料となったと見込まれるのは、7月中旬以降の円高進行だ。円高は輸出企業の収益に逆風となる。短観のDIは、企業収益を念頭において企業が回答していることから、円高は短期的にはDIの低下要因になりやすい。それ以外に、中国経済の減速もマイナス要因になる可能性があるだろう。 国内経済では、自動車メーカーの認証不正問題の影響緩和(コラム「自動車メーカー認証