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ブックマーク / sonicbrew.blog55.fc2.com (209)

  • machineryの日々 本当の学習とは

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 普段実務のことばかり考えている下っ端公務員としては、天下国家とかのたいそうな話はあまりピンとこないところがあるのですが、最近の(といっても旬は過ぎたようですが)の立憲主義をめぐる議論はさらにピンときません。まあ、個人的に政治学者の言うことは眉唾に感じるというのもあって、政治学者とか政治がかった学者の議論にはついていけないところがありますが、周回遅れでhamachan先生のご指摘には納得することしきりです。 アメリカにおける労働法の歴史をひもとけば、裁判所が、契約自由という至高の原理や共謀は悪だという法原理を掲げて、労働組合などという不逞の輩のやらかすあれやこれやを一生懸命叩いてきたことが分かります。民主主義原理に基づいて、クレイトン法を作っても、ひっくり返されるし、ロー

    machineryの日々 本当の学習とは
    maturi
    maturi 2015/10/28
    山形浩生氏
  • machineryの日々 経済の領域よりも、むしろ政治的・心理的な領域

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 一時期の繁忙期を過ぎたのでやっと積ん読をぼちぼち処理できるようになっていますが、何冊か読んだところでちょっと頭を抱えてしまったところです。というのも、拙ブログでは「増税忌避」という言葉を使っていますが、よりストレートに「租税抵抗」という言葉を使ったがありまして、すわ増税の必要性を指摘している拙ブログと同じ内容!?と思って拝読したところ、…うーむ、これは誰に向けて書いているのかよくわからないというのが正直な感想です。まあ、拙ブログではマルクス経済学の影響が大きい左派的な財政学には懐疑的な立場をとっているため、その直系の先生によって書かれた書の記述に馴染めないというだけなのかもしれませんし、実際、書で取り上げられている特に海外のエビデンスやデータは客観的な内容のものが

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    maturi 2015/10/28
    社会学者のノルベルト・エリアスは、「公のこと」や「国家」という表現が、領主と王に対する抵抗の言葉でさえあったと指摘
  • machineryの日々 『茶番だな』という義憤が歯止めをなくす

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 前回、前々回と、半年前に発行された震災関連から目の前の課題と大きな問題の間の隙間についてメモ書きしたところですが、今回はちょっとさかのぼって、一年半前に発行された震災関連からちょっと気になった記述をメモ書きです。 今回取り上げるのは、『震災裁判傍聴記』という阿蘇山大噴火的なタイトルですが、著者は弁護士を目指して司法試験に7回失敗したというジャーナリストでして、ネット版の「現代ビジネス」での記事が基になっています。なんといういか全体的に著者の主観が入りすぎていて素直に読めないところがありますが、冒頭で取り上げられている拙ブログでも取り上げた石巻での偽医者事件については、その著者の主観がうまく事件の背景を説明した形になっているようです。 男は日財団にも医師を名乗り、百

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    maturi 2015/10/07
  • machineryの日々 「創造的復興」なるもの

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 前回エントリで目の前の問題の一端をメモしておりましたが、今回は大きな問題について取り上げてみますと、『東北ショック・ドクトリン』では、題名のとおりナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』をモチーフにして、震災後に進められた大きな話が目の前の問題と乖離していく様子が描かれています(私自身『ショックドクトリン』はしばらく積ん読になっていますが、先にこちらを読んでしまいました)。冒頭で、被災された方を対象としたゲノム解析プロジェクトである「東北メディカル・メガバンク構想」が取り上げられます。 東北メディカル・メガバンクが批判されている核の部分は、倫理の問題だ。 「人間を対象とした医学研究の倫理指針『ヘルシンキ宣言』には、「不利な立場またはぜい弱な人々と地域社会を対象とする研究

    machineryの日々 「創造的復興」なるもの
  • machineryの日々 雇用慣行の現実解

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 この度の茨城県、宮城県での水害では大きな被害が発生してしまい、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。そんな中で震災から4年と半年、54か月が経過しました。堤防が決壊して一面が濁流に呑み込まれてしまう映像は震災当日のテレビ中継を思い起こさせるものでしたが、内陸地域でも水害で壊滅的な被害を生じさせてしまう自然の猛威に、改めて防災の取組の重要性を感じます。 さて、実はエントリは前回エントリの追記として一旦書いてアップしたつもりでしたが、自宅のWi-Fi環境が不安定になっていて、アップしたはずのエントリが消えてしまいました。ということで、時間がたってしまって再現できるか分かりませんがとりあえず再度アップしてみます。 で、前回エントリの内容について海老原さんからメール

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    maturi 2015/09/13
    「欧州を長く取材してきて、感じたのは、世の中の60%以上の人々を「籠の鳥構造」に押し込めるために、エリート層が、職業・学歴分断しているのではないか、ということ」として、日本とヨーロッパとアメリカをそれぞ
  • machineryの日々 「実践知」という概念から捉えたリーダーシップ論

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 ここしばらく業務の追い込みのため更新がすっかり滞ってしまい、2か月近く放置してしまいました。一応お盆中に何日かは休めそうですが、夏季休暇として設定されている日数を確保できるあてもなくちょこちょこと出勤しておりまして、その間にたまっていたエントリを書けるだけ書いてみるテスト。 まずは、荻野進介さんからご恵与いただいた野中郁次郎先生との共著『史上最大の決断』です(というか、ブログを放置している間に、fc2ブログはAmazonへのリンクが張れない仕様に変更されていたんですねえ…)。場末のブログにご配慮いただき改めて御礼申し上げます。 『失敗の質』から30年。「偉大なる平凡人」にして連合軍の最高指揮官・アイゼンハワー、天才政治家・チャーチル、策士の大統領・ルーズベルト……多士

    machineryの日々 「実践知」という概念から捉えたリーダーシップ論
    maturi
    maturi 2015/08/17
    「形式知」と「暗黙知」をフロネシスに転換していく作業
  • machineryの日々 リスクヘッジの失敗

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 先々週の日曜日はNHKが総選挙並みの特番を組んだりして大いに盛り上がった都構想の住民投票ですが、この結果を見てまあ住民投票とか、大きくいえば民主主義というものの一つの側面が如実に示されているなと思いました。 現段階で我々が明確に言い切れる統計的な事実は、「今回の住民投票は賛成・反対・棄権のそれぞれが33%ずつ獲得し、小数点1桁の僅差で反対票がわずかに上回った」という点しかない。そして、この選挙結果から見えてくるのは、「賛成と反対と棄権の3つに分断され傷ついた大阪」の姿だ。ここまで傷つき分断された街を再び一つにまとめるには、長い時間と膨大な努力が必要とされるだろう。 「曖昧な根拠で住民投票の結果を「分析」する愚<文/菅野完(Twitter ID:@noiehoie)>(H

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    maturi 2015/05/31
    ”、「政府を小さくしても自分の生活には影響がないし、むしろ政府支出にたかっている政治家とか官僚とか土建屋とか生活保護受給者とか粛正することができて気分がいいから政府にかけるお金は少なければ少ないほど”
  • machineryの日々 震災の記録(住民編)

    11« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»01 前回エントリでは政府や自治体の側からの震災の記録を取り上げましたので、今回は住民の側からの震災の記録について取り上げたいと思います。 まず、被災地の新聞社の記者だった筆者による震災の記録ですが、こちらののスタンスは、第4章のこの記述に現れています。 岩手県内のある市の職員から私は、 「市民一人ひとり、被災者一人ひとりの意見を聞いていたら、まとまる計画もまとまりません。だから行政が決めていくんです」 そう、言われました。確かに、それも一理あるでしょう。しかし……、と思わざるを得ません。その職員に行政の復興事業に対する異論を含めた原稿を書いていることを話すと、こう言われました。 「木下さんは行政の敵に回ったんですね」 もちろん、冗談半分だったのでしょう。仮に冗談半分だとし

  • machineryの日々 生活に目を向けた住宅政策

    12« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»02 業務の都合で1か月以上ほったらかしになってしまい、11月のエントリが0件となってしまいましたが、先月の11日で震災から2年8か月が経過しました。ということで、いろいろと積み残しのエントリがありますので、手短に。 現在の担当が直接復興に関連した業務ではないため、この間被災地に行く機会はありませんでしたが、仮設住宅についての行政の当事者が書いたで考えさせられたことが多々ありました。というのも拙ブログでは以前、「東日大震災という災害が発生して多くの方が住居を失ったにもかかわらず、住宅政策が国の社会保障として位置付けられることはなさそうです。拙ブログでは再三所得再分配の拡充の必要性を指摘しているつもりですが、単に既存の分野の手当を厚くするだけではなく、社会全体で支えるべき制

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    maturi 2015/04/14
  • machineryの日々 震災の記録(政府・自治体編)

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 震災から4年と1カ月が経過しましたが、当時は「日はひとつ」などといわれた東日大震災といえども日全体から見れば喫緊の課題とは認識されなくなっているところでして、政府からも「復興財源の地方負担」について言及されるようになっています。 復興相、岩手の被災市町村長と会談 復興予算負担で応酬(竹山栄太郎、斎藤徹、田渕紫織 2015年4月11日21時24分)朝日新聞デジタル 東日大震災の復興予算をめぐり、竹下亘復興相は11日、被災した岩手県の市町村長らと会談した。2016年度以降は被災地側の一部負担を検討する考えを伝えたが、自治体側からは反対意見が相次いだ。復興相は近く宮城、福島両県も訪れるが、復興予算の枠組みが固まる6月までせめぎ合いが続きそうだ。 岩手県釜石市で開かれた

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    maturi 2015/04/14
  • machineryの日々 4年

    12« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»02 今年も年度末の慌ただしさの中で震災から4年が経過しました。4年目ではあってもそれなりにテレビや新聞では特集が組まれていましたが、年月が経つにつれてその数は着実に減っていますね。政府主催の追悼式典は来年くらいまででしょうか。2年連続となりますが、山口先生が2年前に指摘されていた「よりよく忘れる」ということに改めて付け加えることは特にないように思います。 もちろん、この1年でも土地のかさ上げが進んだり高台移転のための宅地造成が進んだりして、被災地は目に見えて形が変わっています。それは、震災直後に大きな課題となっていた用地取得にある程度めどがついて実際の工事が進んでいることが大きな理由でして、「いかに津波で流されてまっさらになっているとはいえ、登記そのものは法的効果を失ってい

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    maturi 2015/03/12
  • machineryの日々 求める人材の虚々実々

    12« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»02 いつもの如く書こうと思っていること積み残しのまま業に忙殺されている状況ですので、できるところから手をつけていきます。 まずは海老原さんの採用に関する新著(といってもすでに1か月以上経過してしまいましたが)でして、今回の新著は、昨年末に発行された『HRmics vol.20』の裏表紙に「就活に関するはもう書かないつもりでしたが、ポッカリと書き残しがありました」という就活に関するとして、帯の文句の通り「人気企業が隠している就活の「裏側」、ぜんぶ、バカ正直に書きました」という内容になっています。特に学閥とか履歴書とか入社試験といった個別の項目については、私自身も「ここまで書いてしまっていいのかな」というところまで書かれていて、一瞬不安になったりしたのですが、実は、ここに

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    maturi 2015/03/09
    虚虚実実 学閥に見えるが学閥なのか  経路依存
  • machineryの日々 「発達障害」の「再生産」(追記あり)

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 年明けからもいろいろ積み残しているところですが、fujiponさんのブログで「……さかもとさん、あなたは僕ですか?」という言葉があって、私も思い当たるところがあったのでさかもと未明『まさか発達障害だったなんて』を読んでみました…が、fujiponさんの言葉に付け足して「……さかもとさん、あなたの家族は僕の家族ですか?」と言いたくなってしまいました。 以前杉医師の著書を取り上げたときに「私自身書の記述に思い当たるところがあるので一定程度は発達凸凹なのだと思います」と書いたとおり、さかもと氏が子供の頃の思い出とか大人になってから「生きにくさ」について記述した部分に、自分の身に覚えのあることが多く含まれていました。杉医師が「発達凸凹」というのは、「「発達凸凹」への対処法

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    maturi 2015/02/19
    発達障害
  • machineryの日々 会社の仕事の土台は「行動量」

    p.60 しかしいま再び、かつての「技能」がものいう時代がきたとグラットンはいいます。しかもなんとその模倣されない「技能」は「反復練習」、すなわち〔Ⅰ象限〕の仕事の繰り返しを通して磨かれるというのです。であれば、「私たちの働き方の未来」は「いつもと同じ仕事」にかかっている。そう言っても過言ではないことになります。 とはいえ、〔Ⅰ象限〕には課題もあります。「いつも同じ仕事」には、どうしても「ものうい・いたたまれない感覚」がつきまとうからです。よって次のような点にもう少し気を配り、その光の部分を再認識させるように努力してもいいのではないでしょうか。 一つ。〔Ⅰ象限〕が「社会の日常をささえている」ことを再確認する。 二つ。従って、その仕事の「いつも感覚」「ものうい・いたたまれない感覚」が油断を生むこと、思わぬ重大事故や大きな失敗を招く。 三つ。社会の日常を支える〔Ⅰ象限〕の仕事をしている人に対し

    maturi
    maturi 2015/01/18
    スポーツ同様、会社の仕事の土台は質より量、量が質をうむ、というパースペクティブを考える|そしてもにょる
  • machineryの日々 職業能力の類型化

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 昨年の積み残しで恐縮ですが、海老原さんのニッチモ発行の『HRmics vol.20』をご恵投いただきました。いつもありがとうございます。まさかの連載は前号を持って終了しまして、豪華執筆陣の中で場違いではありましたが貴重な経験をさせていただき、海老原さん、荻野さんをはじめ、編集の皆様に改めてお礼申し上げます。 ということで今回からは一読者として楽しんで拝読したところでして、特集の「学校で仕事を教え、資格で能力を表せるか」はなかなか刺激的な内容です。その概要はhamachan先生が紹介されている雇用・人材・教育WG(第1回) 配布資料の海老原さんの資料がまとまっていますので、そちらもご高覧いただければと思います。WGの海老原さんの資料14ページの右側に、カーディーラーと生命

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    maturi 2015/01/05
  • blog-entry-496.html#comment  machineryの日々 再分配論

    07« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»09 前回エントリに引き続き、自分向けのメモです。所得再分配がなぜ必要かという議論は実はこれまで意識的にしていませんでしたが、最近は「社会全体の消費性向を向上させるため」という権丈先生の受け売りで考えておりますが、もう少し社会全体の視点から考えてみたときに参考になるのが太田『年金50問50答』の問答6です。 厚生年金の損得論を続ける前に、ちょっと寄り道して、狩猟を主な生活の糧とする原始的な集団のことを考えてみましょう。 話が飛びすぎる、と思われるかもしれませんが、人間が分業を営み、共同生活する限り避けられない「分配のルール」の問題を、ここで扱っておきたいのです。 ちなみに公的年金をはじめ、医療、介護、福祉などの社会保障制度は別名「再分配」と呼ばれます。公的年金をどう考えるか、

    maturi
    maturi 2014/12/06
    分配(distribution)の議論が重要なのは、初期状態の所得分布が偏在している場合にパレート効率性だけではその社会が存続できる配分(allocation)が成立しない状況を、政府
  • machineryの日々 クルーグマンの読み方

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 ということで、このクソ忙しい時期にもかかわらずクルーグマンのここ20年ほどの変節ぶりを見てきたわけですが、ここでやっと一連の最初のエントリの付記で「クルーグマンが丁寧に再分配政策について論じているのであればそれほど批判する必要はないと思うのですが、『さっさと不況を終わらせろ』ではもっぱら公共事業やせいぜい教師を増やすことで雇用を創出するような処方箋しか示してい」ないということを指摘できる準備ができました。 前回取り上げた『格差はつくられた』では、アメリカの現代史をソーシャルな政策でもって批判していたクルーグマンでしたが、書ではまた一転して市場主義的な主張を繰り広げています。おそらくこれも、リベラルが保守とならざるを得ないアメリカで自説の支持を得るために必要なレトリック

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    maturi 2014/12/04
    今回はまだコメントついてなかった
  • machineryの日々 クルーグマンの日本理解

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 前々回エントリがクルーグマンdisといわれてしまいましたが、クルーグマンのを読めば読むほど疑問が湧いてくるんですよね。どうやらクルーグマンの日理解が私の理解と違うようなので、日について書いた『恐慌の罠』をおさらいしてみましょう。まずはリフレ派と呼ばれる一部の方々にしっかりと受け継がれている日銀・財務省disから。 日のリセッションには、こうした構造的な要因(引用注:高い貯蓄率と労働年齢人口の減少)がある。ただ、それと同時に政策の失敗が重なったことが、現在の深刻な不況を招いたのである。政策の失敗に関しては、非難されるべき人は多い。だが、最も責任が重いのは、大蔵省(現在の財務省)である。なぜなら、91年に政策を決定できたのは大蔵省しかなかったからだ。日銀行は実質的

    maturi
    maturi 2014/11/26
    ”もう諦めてください。(略)どこまで大人げない恣意的な解釈を繰り返すつもりですか。”
  • machineryの日々 クルーグマンの罪

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 ほとんど月一更新となりつつありまして、業とプライベートでいろいろあって時間がとれない状況が続いておりますが、ここ最近の消費増税をめぐる議論でクルーグマンの罪をひしひしと感じておりましたので、その辺をメモしておきます。いやもちろん、田舎の地方公務員がノーベル記念スウェーデン国立銀行賞を受賞した世界的経済学者に文句をつけるなぞ大それたことはしませんが、クルーグマンがあまりに日的な都合のよい評価のされ方をしていて、そのせいで日財政政策に関する議論が錯綜してしまっているように思います。 私の拙い理解ではありますが、クルーグマンはあくまで「アメリカリベラル」であって、「ソーシャル」な政策にはあまり関心がないという印象です。そもそも日と同じく(というか日が戦後民主主義の

  • machineryの日々 大いなるリスク移転

    06« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031»08 またも1か月更新していないという画面が出ていましたが、ということは今日で震災から3年と7か月が経過しました。月数でいえば43か月が経過したことになります。この夏から秋にかけても広島県の大雨被害や御嶽山の噴火など日各地で人命が失われる大災害が発生しているところでして、命を失われた方に哀悼の意を表するとともに被災された方に心よりお見舞い申し上げます。以前も書いたとおり、1000年に一度の大震災以降も、100年に一度、10年に一度の災害が発生していますし、確率論的に言えば1000年に一度の大震災が数年のスパンで起きることも十分にあり得ます。個人的には募金するくらいの支援しかできていない状況ではありますが、災害時の支援や防災のための公共事業など、国家単位でリスクをプールする仕

    maturi
    maturi 2014/10/12
    ”所得低下が一時的か恒久的かは事前にわからないので借り入れによって消費を平準化するのはリスク高い” 消費税による上昇は消費を減らすが、リフレによる上昇は消費を増やす(事前に違いが分かるので)