高知市の桂浜水族館で6月末、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれた。母親に甘えてくっついたり、授乳中に寝落ちしたりと愛らしい姿を見せている。同館は「あっという間に大きくなる。赤ちゃんのうちに見に来て」。 母は17歳のココ、父は12歳のケイタで2番目の子。カリフォルニアアシカは6月に出産することが多く、同館の4頭とも同月生まれという。 ココは、自身が生まれた日でもある27日午後6時半ごろに陣痛が始まり、約3時間後にアシカプールにある洞穴の中で出産。母子で同じ誕生日になった。 赤ちゃんは雌で、生後2日目には元気よく穴の外に出てきたとか。7月1日時点で体長約50センチ、体重は約7キロ。飼育員の丸野貴也さん(29)は「ちゃんと母乳を飲んで、順調に育ってます」。生後1週間ほどで泳ぎの練習が始まるという。 同館には1年前に生まれたアシカもおり、「1年でどのくらい成長するか見比べてみて」と勧めていた。