『ツイッターノミクス』というタイトルですが、解説の津田大介さんが「これはツイッターについての本ではない」と言い切っているように、これはツイッター本ではありません。「ウッフィー」についての本です。 いわゆるTwitter本といわれる書籍はたくさん出ていますが、自分は『ツイッター 140文字が世界を変える』しか読んだことがありません。一方でこの『ツイッターノミクス』は原題が『The Whuffie Factor』であることから分かるように、「ウッフィー」について書かれています。なので買ってみました。 ウッフィーとは? ウッフィーとはそもそも何かというと、海外の著名ブログ「Boing Boing」にて記事を書いている作家コリイ・ドクトロウ(Cory Doctorow)が自身のSF小説『Down and Out in the Magic Kingdom(邦題: マジック・キングダムで落ちぶれて)』
どんだけマッチョじゃないと起業できないんだ、日本は。 - My Life After MIT Sloan (BLOGOS(ブロゴス)- 意見をつなぐ。日本が変わる。 経由) ようじ、じゃない、相似体系! (『円環少女』用語) 20歳のときに知っておきたかったこと - どうもyukawasaです 袋小路だけど、前向きに行き詰っております!: やまもといちろうBLOG(ブログ) この本、隊長が突っ込むべきものじゃない。良く作者の肩書を見ようぜ スタンフォード大学アントレプレナー・センター エグゼクティブ・ディレクター 名前がmisleadingなのはそうなんだけど、「起業家として」20歳の時に知っておきたかったことなんだろー。起業してしばらくして守りに入るに然るべき人がしかも20歳への鼻向けに書かれてる若干ナイーブな主張に過剰反応しましても。でも心に響いたって言ってるんだから分かってて書いてる
・20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 著者のティナ・シーリグはシリコンバレーの中心に位置するスタンフォード大学で、学生に起業家精神を教えるアントレプレナー・センターのエグゼクティブ・ディレクター。「機が熟すことなどない」「早く何度も失敗せよ」「及第点でなく最高を目指せ」「ルールは破られるためにある」。集中講義を書籍化した本書は、たとえ20歳でなくても、挑戦心を焚きつけられるメッセージがいっぱい見つかる。 スタンフォード大のようなエリート養成校で、こうした「異質なこと」をする能力を魅力的に教えるコースがあるということが、アメリカのイノベーション創出能力(アップルやグーグル)の源泉にあることは間違いない。 情熱とスキルと市場が重なり合うあなたにとってのスウィートスポットを探せ、という。それは趣味と仕事の境がない世界。「ライフワークバランス」なんていう軟弱発想とは無
ぼくの「課題」 なぜならぼくは、できそこないの人間だから。 「自然」に、「普通」に生きることができない。「あたりまえ」とはどういうことか、実感がもてない。 何をどうしたらいいのか、いつも考えて、過剰に意識的に振る舞う。 「コップに水を汲んで飲むだけなのに、なぜそんなに真剣な顔してるの?」 そう聞かれたことがある。「なぜ」だって? ぼくは、何をするにも、正しい位置を測定し、手順を考え、自分を操作し続けなければいけない。「自然」も「普通」もないのだから、きっちり自分をコントロールしなければ何もできない。いつもと同じようにそうしているだけだ。 なんて、めんどうくさいのだろう。 できそこないが生きるということは! どうにかして、せめてもう少し、スムーズに自分をコントロールできないか。 これが10代からの、ぼくのひとつの課題だった。 いつか考えよう、というわけにはいかない。既に人生は、生活は、始まっ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン しばしば、「あちらとこちら」のみえないラインが気にかかる。先日も、アニキの愛称をもつ俳優さんが結婚したとの一報が、テレビの速報で流れたのを又聞きした。長年脇を固めてきたシブイ俳優さんで、近ごろはCMでもおなじみとはいえ、イケメンアイドルでもないだけに速報の扱いが意外だったのだが、それにしてはワイドショーが話題にするのかと思いきや、まるで無反応。じゃ速報はなんだったのか? 地震速報でもあるまいに。 もともと「記者会見」をするひと、しないひとの線引きが気になって仕方ないのは、ワタシだけだろうか。「バンセン」といわれる宣伝のためにするのはともかく、結婚だ離婚だといったワタクシゴトで会見を開いたり(基本は自腹らしい)、マスコミ各社にカクカクシカジカで
新年、明けましておめでとうございます。 昨年の暮れ、家にある古本とCDを売りにブックセンターに行ったときに「養老院より大学院」という本を見つけました。題名の面白さから手に取ってみて、読みやすさとノンフィクション(作者の実体験)の持つ重さが感じられたので、購入したものです。 作者である横綱審議委員の内館牧子さんが大相撲を研究するために大学院に社会人入学することを決意したときから、無事に卒業するまでが書かれています。 いろいろな読み方ができます。 社会人が大学院に入学するというハウツーものとして読むことができます。 仕事を持つ社会人が大学院に通うための条件や、実際に内館さんが仕事をどのように整理したかが書かれています。卒業後に、大学院に入って得たもの、失ったものを具体的に書いています。入試にあたっての心構えとして「論文でわかったような能書きを書くな。私が見てきた社会はこういうものでした、と書け
神への告発/箙田鶴子(えびらたずこ)のあらすじと読書感想文 「神への告発」の紹介 著者は、1934年の生まれです。日本が真珠湾に停泊していたアメリカの太平洋艦隊を攻撃したのは、1941年です。ご存命ならば、70歳を越えている世代の人です。著者紹介文には、著者は、仮死状態で生まれて、脳性小児マヒになったことが書かれていました。背表紙には、『わずかに動く左足で綴った通哭の半生記』と書いてありました。「神への告発」は、仮死状態で生まれて、脳性小児マヒになった女性の回想という形になっています。しかし、著者は、「神への告発」が、真実を書いたルポルタージュの部類に入る本なのか、あるいは、虚構を交えた世界を描いた創作の部類に入る本なのかを、「神への告発」の中では書いていません。したがって、私には、「神への告発」に書かれている内容が、現実なのか虚構なのかは、わかりませんでした。 人間が文章を書く理由は、心
箙田鶴子著『神への告発』―ある自画像― 加藤勝彦 この小説風に綴られた手記の時代背景は、昭和18年から47年まで、主人公「私」の9歳から37歳までであるが、終始一貫して「私」の心中を覗き込むことと、「私」を取り巻く者たちとの確執に作者は全精力を費やして社会への関心事には希薄であるが、「私」の置かれた境遇からは当然なことであった。 「香月理恵」と名乗る「私」の父は代々学者の血を継ぎ、彼も物理学者である。母も会津藩士白虎隊生き残りの祖をもち男爵を誇る家柄の人であり、東京帝国大学総長を一族から輩出し、彼女の父も物理学者である。また、東京都知事を務めた「私」の叔父も母方の人である。かくなる名門の家柄の次女(姉が1人いる)として「私」は生まれたが、「脳性小児マヒ」で、硬直性四肢マヒ、発声不明瞭、歩行不能、治療法なしといった最重度の身体的障害を負ってのスタートとなった。本文中での「私」が発する言葉の端
甲状腺がんの手術で声帯と横隔膜の神経を切断され、一時は声を失った韓国人テノール歌手、ベー・チェチョルさん(39)が、日本で手術を受け、復活コンサートを開くまでの3年間をつづった自伝「奇跡の歌」(いのちのことば社)を今月末に出版する。医師も「奇跡」と語る歌手復帰への歩みは、歌をあきらめずリハビリを続けたベーさんと、彼を支えた周囲の人とのきずなの物語でもある。(飯塚友子) 「病気で得たものは大きい」とベーさんは穏やかに語る。教会の聖歌隊で才能を見いだされ、イタリアに留学。国立ヴェルディ音楽院を首席で卒業し、ヨーロッパで「トスカ」「ドン・カルロ」などのオペラに主演するなど活躍した。滑らかなテノールは「リリコ・スピント」(輝かしく強(きよう)靭(じん)な声)と高い評価を受けていた。 しかし独ザールラント州立劇場を拠点に活躍していた2005年、甲状腺がんが判明。8時間に及ぶ手術で命の危険はなくなった
2009年09月13日 勝間和代でなく、高城剛を目指すべきかも 〜「サバイバル時代の海外旅行術」を読んで思う 「勝間和代」を目指さない〜なんてキャッチコピーの本「しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」が売れてるそうだ。 私も、本屋でパラっと読んで見た。 一読して、すぐに、この本は「国家の品格」とかと同じように、早すぎる時代の流れに翻弄され、不安に陥っている人を「あなたは、今のあなたのままでいいんだよ」と慰撫するような本だと思った。 今の自分をあるがままで、「あなたは、今のあなたのままでいいんだよ」と受容して欲しい、というのは人類共通の欲望だから、こういう本が売れる理由はよく分かる。 だから、「しがみつかない生き方」を読んで、「心の底から安心」できる人は、そのまま今の生活を続け、そのまま、死んでいけばよいと思う。 ただ、こういう本を読んでも、「精神安定剤」(著者の香
音楽、言葉、想像力。 : 現代に生きる全ての人が読んでもいいかもしれない。ショルツ著『指揮者が語る! 現代のマエストロ、29人との対話』。 image/air_project : 音楽を中心とした現代芸術文化に関して、細越一平が感じたことを綴っていきます。クラシックを主に音楽全般、グレン・グールドに関しての論文、芸術総論、クリエイティブ・コモンズの紹介など。 「生まれ変わったらなりたい職業」「憧れる職業」としてランキングされることもある指揮者。 世界に名だたるマエストロは、何を考え、何を想い、何を憂い、何を求めているのか? 『指揮者が語る! 現代のマエストロ、29人との対話』 (ディーダー・ダーヴィット・ショルツ著、アルファベータ社、2008年)は、その知的好奇心に応えてくれる名著である。 ・音楽が好きな人、とりわけオペラや交響曲が好きな人 ・「歴史的」音楽と「モダンな」音楽、そそして「現
2009年07月23日12:11 「2011年 新聞・テレビ消滅」という過激な一冊 カテゴリビジネスモデルマスコミ kinkiboy Comment(0)Trackback(0) 人気ブログランキング 2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書 708) 著者:佐々木 俊尚 販売元:文藝春秋 発売日:2009-07 クチコミを見る 文藝春秋様、献本ありがとうございました。センセーショナルなタイトルですが、2011年がどうかは別として、決して途方もない話でありません。 著者の佐々木さんは、現在はフリージャナリストですが、もともとは毎日新聞の記者畑ご出身の方です。だから後書きを読むと、記者の人たちの多くが、いかに新聞を愛しているか、またスクープと紙面の扱いを巡って、大声で怒鳴り合い、喧嘩しあったり、記事を書くことに情熱を傾けているかが伝わってきます。 新聞社には、ただぶら下がりで落ちてくる記事だけ
ももちさんの記事を読んで、こりゃあトラバしなきゃ!と思って「ティッピングポイント HPO」で探したらない! Googleのティッピング・ポイント(分岐点) Firefoxの共同ファウンダー、Blake RossがGoogleを批判する“Tip(ヒント*):信頼は得るのは難しく、失うのは簡単”という記事を書いた。Rossは最近のGoogleの検索で、Google自身の製品が検索結果の上位に置かれる問題を取り上げている。 ももち ど ぶろぐ|Googleのティッピング・ポイント(分岐点)―信頼は得るのは難しく、失うのは簡単。 自分の中では絶対書評を書いていたと信じていた。 ところがどっこい書いてない!「新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く」とのからみでちょっと触れていたくらいらしい。 「ティッピングポイント」は本当に良書だ。今考えれば、ニューヨークの地下鉄の浄化作戦から、軍隊組織の編成方
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