1945年8月15日、日本がポツダム宣言を受け入れるまでの暗闘を描く映画「日本のいちばん長い日」(監督原田眞人、8月8日公開)の完成報告会見が20日、都内のホテルで行われ主演の役所広司(59)をはじめ本木雅弘(49)、松坂桃李(26)、堤真一(50)の主要キャストが顔をそろえた。 【写真】完成報告会見に顔をそろえた主要キャスト 半藤一利氏(84)の同名ノンフィクションが原作で、過去に故岡本喜八監督も映画化。だが、原田監督は「前作では昭和天皇を描くことができなかった。原作は終戦に至る4カ月が中心なので、なぜ昭和天皇が聖断を下したのかが前面に出なければ成立しない」と史実に忠実に脚本を書き上げたという。 その昭和天皇を演じたのが本木で、「恐れ多さと、背負えるのかという気持ちが消えないまま撮影が終わってしまった。深い知識と懐を持つ原田監督に預け、カメラの前に立ちました。昭和天皇に強い印象を持っ