ヨイトマケとは、建築で地固めのときに重い槌を数人で上げ下げする労働。 【年代】 大正時代 【種類】 - 『ヨイトマケ』の解説 ヨイトマケとはもともと重い物を滑車で上げ下げするときや、網を引き上げるときに言った「よいとまぁけ」という掛け声のことである。これが転じ、建築で重しの槌や柱を上げ下げし、地盤を突いて地固めをする労働のこと自体や、その労働をする人をヨイトマケというようになった。また、かけ声の違いから「えんやこらや」と言うエリアもある。ヨイトマケの多くは女性で、稼ぎの少ない夫を持った妻や、夫に先立たれた妻が家族を養うための仕事でもあった。このことから、ヨイトマケ=働く女性という意味合いで使われることも多い。 現代ではヨイトマケを行うことはほとんどなく、ランマーという機械で地固めを行う。このため、ヨイトマケという言葉は丸山明宏(現:美輪明宏)の曲『ヨイトマケの唄』や北海道苫小牧の銘菓『