ブックマーク / realsound.jp (7)

  • 『虎に翼』脚本家・吉田恵里香インタビュー 「今も解決していない問題を時間をかけて描きたかった」

    10月21日に発売される『NHK連続テレビ小説「虎に翼」シナリオ集』(NHK出版)は、特別な一冊だ。これまで連続テレビ小説ではノベライズが発売されることはあったが、シナリオ集は出版されないことが多い。しかもこれまで電子書籍で出していた全シナリオ、26週分に加え、著者である吉田恵里香さんのセルフライナーノーツ、脚家の岡田惠和さんや漫画家の横槍メンゴさんの寄稿文も掲載と、まさに『虎に翼』の神髄を味わえる作りとなっている。今回は朝ドラファンのみならず、多くの視聴者を獲得するヒットとなった『虎に翼』の脚を手掛けた吉田恵里香さんに、作品に込めた思いを聞いた。 『NHK連続テレビ小説「虎に翼」シナリオ集』(紙版は予約受付終了) ーー『NHK連続テレビ小説「虎に翼」シナリオ集』は1000ページを超えるボリュームのうえ、表紙が箔押し加工されて化粧箱入りと豪華な作りになっています。吉田さんにとっても特別

    『虎に翼』脚本家・吉田恵里香インタビュー 「今も解決していない問題を時間をかけて描きたかった」
    mazmot
    mazmot 2024/09/15
  • 聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム

    『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書) 『隠された聖徳太子――近現代日の偽史とオカルト文化』(ちくま新書)は、日史上もっとも神秘的な「聖人」である聖徳太子が、1000年以上ものあいだどのように語り継がれてきたのかを辿ることで、その時代ごとに人々がなにを求めていたのかを探った一冊だ。戦前/戦後の聖徳太子像の変化や、1970年代のオカルトブームにおける聖徳太子像などを捉え直し、「歴史」と「偽史」の曖昧な境界を歩む書は、昨今流布する陰謀論などについて改めて考える上でも有益な読み物と言えるだろう。著者のオリオン・クラウタウ氏に、オカルトや偽史も含めて聖徳太子を研究する意義を聞いた。(編集部) オリオン・クラウタウ氏。東北大学大学院国際文化研究科准教授。 専門は宗教史学(近代日仏教)。 ――そもそもクラウタウさんは、聖徳太子の存在をどのような文脈のもとに知ったの

    聖徳太子はなぜ「超能力者」として語られるようになったのか? 偽史言説や陰謀論のメカニズム
    mazmot
    mazmot 2024/05/28
    そうか。聖徳太子はフェミニストやったんか(いや…
  • 日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く

    1232年、鎌倉幕府三代執権の北条泰時により制定された初の武家法「御成敗式目」は、日歴史上「最も有名な武家法」とも称され、今なお広くその名が知られている。しかし、その内容が詳らかに知られてはいないだろう。 中公新書より刊行された『御成敗式目 鎌倉武士の法と生活』は、同法の主要な条文を詳しく解説、実態や後世への影響を明らかにした一冊だ。著者の佐藤雄基氏に、同書の狙いと「御成敗式目」の先進性について話を聞いた。(編集部) 佐藤雄基氏 ――「御成敗式目」と言えば、昨年(2022年)放送されたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では坂口健太郎さんが演じていた北条泰時が制定した日初の「武家法」として有名ですが、今回それをメインに扱った新書を執筆しようと思った、そもそもの動機やきっかけは何だったのでしょう? 佐藤雄基(以下、佐藤):私はもともと日の中世の法を研究しています。平安時代の終わりから鎌

    日本の歴史上、最も有名な武家法「御成敗式目」はなにが画期的だったのか? 気鋭の歴史学者・佐藤雄基に訊く
  • 元祖ロック漫画『ファイヤー!』著者・水野英子インタビュー「時代が変わろうとしているのを実感した」

    水野英子の『ファイヤー!』は、「日初の格的なロック漫画」といわれている作品だ(「週刊セブンティーン」1969年1号〜1971年28号連載作)。 【写真】 “元祖・ロック漫画”と言われる『ファイヤー!』の中面を見る 主人公は、純粋な心を持っているがゆえに破滅に向かうしかなかったボーカリストのアロン。そんな彼の熱い歌声と、自由を掴みとるための壮絶な闘いを描いた同作は、技法的にも、内容的にも、のちのロック漫画の“型”の1つを作ったといっていいだろう(じっさい、『DESPERAD』、『BECK』から『ウッドストック』、『ぼっち・ざ・ろっく!』にいたるまで、『ファイヤー!』の後続作品の多くが、ナイーブな少年ないし少女がロックと出合って自分を解き放つ、というものである)。 さて、その伝説的な作品が、先ごろ全2巻の単行として、文藝春秋より復刻された。そこで今回のインタビューでは、作者である水野氏に

    元祖ロック漫画『ファイヤー!』著者・水野英子インタビュー「時代が変わろうとしているのを実感した」
  • ドイツ軍の“伝説”は歪曲して語り継がれているーー軍事史研究者・大木毅が語る、巨大な空白を埋める意義

    ドイツ国防軍で最も有名な将軍と呼ばれたエルヴィン・ロンメル。その英雄像から生まれた数々の俗説を打破し、読者に新鮮な驚きを与えた『「砂漠の狐」ロンメル』(角川新書)。また、歴史に埋もれた戦場、いや地獄を我々の前によみがえらせ、「新書大賞2020」の大賞を受賞した『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)。新書市場の話題を席捲している大木毅氏が、新刊『戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男』(角川新書)を上梓した。 第二次世界大戦下、ドイツ装甲集団を率いた将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも名将とされたグデーリアン。書は、“伝説”となった戦車将軍の作られた仮面をはぎ、虚実を明らかにした一冊となっている。ロンメルと同様に、グデーリアンの研究もまた日では遅れ、とうに否定されている“伝説”が未だに独り歩きしているというのだ。なぜ、日ではかくも歴史が歪曲して語り継がれるのか? 

    ドイツ軍の“伝説”は歪曲して語り継がれているーー軍事史研究者・大木毅が語る、巨大な空白を埋める意義
    mazmot
    mazmot 2020/04/12
  • 『映像研には手を出すな!』の美術における“日常”と“日本” アニメの世界は新たなフェーズへ?

    浅草みどりは文字通りアニメの“設定”の中に生きている。彼女にとっては、小学校の頃に移り住んだ芝浜団地も、入学したばかりの芝浜高校も、そして日頃歩いている芝浜の町並みも、すべてが冒険の世界であり、アニメの設定世界であり、そして「最強の世界」なのだ。彼女たちが、自分で思い描いたアニメの設定の中に突入し、生き生きと冒険を始める様は、この作品の最も大きな魅力の1つにもなっている。 したがって、このアニメの作品価値を高めている重要な要素が“美術”であることは疑う余地がないだろう。記事では、『映像研には手を出すな!』(以下『映像研』)の美術設定に注目しながら、作の独特な世界観を明らかにしつつ、日のアニメ作品における“日”的なるものの可能性を考察してみたいと思う。 野村正信の美術 『映像研』の美術監督を務めるのは、株式会社美峰の野村正信である。『月刊ニュータイプ』の2020年4月号には野村のイン

    『映像研には手を出すな!』の美術における“日常”と“日本” アニメの世界は新たなフェーズへ?
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    mazmot 2020/03/22
    こういうときだけは、テレビを持っていないのを恨むわ。NHKなあ…
  • 月亭可朝、「嘆きのボイン」誕生秘話を語る 「エロいことは一言も言うてへん」

    「嘆きのボイン」で知られる上方落語界の異端児、月亭可朝のベスト盤『ザ・月亭可朝ベスト+新曲』が11月15日に発売される。大ヒット曲「嘆きのボイン」はもちろん、代表曲の「出てきた男」や、早すぎたラップ曲「ミスター・チョンボ」のオリジナルバージョンから、豊田道倫がプロデュースしたセルフカバー2曲と新曲、さらに歌の前の小噺、Talkが収録され、聞きどころ満載の1枚となっている。 まずは媒体の説明から始めたが……いきなり逆質問されてビビってしまう展開に。リアルサウンドに伝説の芸人がやってきた。(谷岡正浩) 歌とはまったく関係のない講演に行ってもね、「ボイン歌ってくれ」って 月亭可朝:今、歌はどないなってんのん? 演歌ではなくなってんの? ーーあ、もちろん演歌もあるんですが、リアルサウンドは、どちらかというとロックやヒップホップ、あるいはアイドルといったジャンルを取り上げることが多いですね。 月亭可

    月亭可朝、「嘆きのボイン」誕生秘話を語る 「エロいことは一言も言うてへん」
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    mazmot 2018/04/10
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