前回のエントリーからの続きです。 国家とコンテンツの関係に関する話題があった。 やはり、比較の対象となるのはアメリカである。 「アメリカはね。 最近聞いた話では「アメリカンメモリー」という巨大なグランドデザインの元に、各州と各企業がコンソーシアムを組んで、アーカイブ事業を興そうとしているんですよ。 それで、電気とか自動車とかのそれぞれの企業が、例えば電気というアーカイブや車というアーカイブを作る。 また、通信というアーカイブを作る。 あるいは、川というアーカイブを作る。 それを全部「アメリカ人の記憶」という名前のアーカイブにする。 そこがちょっとアメリカのいやらしいところだけど、これが上手いんだよ、あっちは。 日本でそんなことやったらさ、「愛国者」とかって言われるわけだよね。 「右翼ですか?」みたいな。 「日本人の記憶」とか普通の意味で理解されない。 だけど、一旦そういうことをしないと、日