本誌は以前、CapLinkedを取り上げたことがある。プライベート投資のための(LinkedIn + SalesForce)/2のようなサービスで、元PayPalのマーケティング担当役員Eric Jacksonが創業し、PayPalマフィアの名の知れた連中が投資している。 起業家はCapLinkedを使って資本を調達したり、資産の売買をしたり、投資家候補たちを管理したり、彼らとコンタクトしたりする。またセキュアなプラットホームの上で文書の流れを集中管理し、新しい投資家、アドバイザー、企業などとのつながり(”コネ”)を作る。一方、投資家は、CapLinkedを使って取引を管理し、プロフィールを作って公開し、有望なスタートアップとの関係を築く。 新たに設けられた“Suggestions”(サジェッション)機能により、CapLinkedのユーザは、LinkedInのメッセージングシステムを使って
医療に関するアドバイスや、薬と療法に関するオンラインの情報は、山ほどある。しかし、小麦の粒と籾殻を選り分けるのは、ときとして、なかなか難しい。 そこでDiagnosiaが登場。この新進スタートアップは、医薬品の情報を求める人たちにとって安全な場所を提供することによって、”ヨーロッパの第一等の薬検索エンジン”になることを目指している。中でも特徴的なのは、患者と医師の両方をユーザとして想定していることだ。とくに、消費者向けの部分(消費者の利用情報)が、Diagnosiaのビジネスモデルの一部を形成する。 無からスタートしたDiagnosiaは、薬の検索エンジンとしては初めて(と自称する)22か国語をサポートするが、当面はとくに、オーストリア、イギリス、フランス、スペインをターゲットとする。医薬品に関する、裏付けのある情報を、”数多くの国内および国際的な権威”との戦略的パートナーシップにより提供
Stripeに関する情報はあまりない。新しい支払いシステムのスタートアップで、設立したのはPatrick CollisonとJohn Collisonの兄弟(以前自身のスタートアップであるAuctomaticをLive Current Mediaに売却したことで知られたのが最後)。 ネット上の企業対企業および企業対消費者向けの支払いサービスであることは確認している。「PayPalやGoogle Checkoutとどう違うのか?」私はこのサービスを知る人たちに尋ねてみた。答えは ― 「最低じゃない」。 デベロッパーたちは、さまざまな支払いシステムの部品を動かすのに大変な苦労をしている ― 店舗アカウントの取得から、ウェブサイトでソフトウェアをまともに動かすことまで。しかも手数料はつり上がる。Stripeはこのプロセスをデベロッパーにとって〈非常に〉簡単にすると言われている。 実際Stripe
そうか、噂は本当だった。Amazonは“音楽ロッカー”分野に進出するだけでなく、それをGoogleやAppleよりも先にやってしまった。今夜(米国時間3/28)立ち上げた“Cloud Drive”と“Cloud Player”がそれだ。 Cloud Driveは、いわばユーザがAmazon上に音楽を保存しておくためのストレージだ。無料で5GBまで、どんなコンピュータからでもアクセスできる。Cloud Playerは、その名の通りプレーヤーだ。Webからと、Android製品から、このプレーヤーを使える。iOS用のアプリは、まだない〔Appleの規約や今および今後のAppleの音楽ビジネスと衝突/競合することになるので、永遠にないかもしれない。〕。 以下に、詳細を少し: Amazon MP3で購入したアルバムは無料でCloud Driveに置ける–なかなか良いサービスだ。 Amazon MP
われわれは皆、航空会社やホテルなどのサービス・ポイントを集めるのが好きだ。しかしそれぞれの会社が別々のポイントシステムを持っているので、ポイントを獲得するために別々に手続きをしなければならず、これはけっこう面倒だった。 Topguestの目論見はFoursquareやFacebookのようなソーシャルサービスのチェックイン機能を利用してポイントを獲得する仕組みのシンプル化、統一化を図ることだ。今日、Topguestはチェックインに新たな手段を導入した―Instagramの写真だ。 Instagramとの連携機能は今日公開される予定だが、ユーザーは世界中どこにいても、提携施設の写真を撮ってInstagramに投稿するだけで所定のサービス・ポイントを得ることができる。航空会社、ホテルその他、ポイントを獲得できる施設がすでに世界に1万箇所も用意されている。ユーザーはInstagramのアカウント
APIはWebサイトみたいだ。ほとんどの場合使えるが、でも、’つねに’ではない。 WebサイトとWebアプリケーションのパフォーマンスをモニタするWatchMouseが、もっともよく使われている上位50のAPIの可利用度を調べた(APIの人気–popularity–ランクはProgrammableWebによる)。調査期間は1か月、さて、どれが信頼性が高く、そしてどれが、頼りないAPIだっただろうか? WatchMouseはAPIのリアルタイムのステータスをAPI-Status.comで公開しているが、今回の調査では、2月17日から3月16日までに、まったく不具合がなかったのは10のAPIだった(goo.gl、 Quora、eBay、Google Maps、Basecampなど)。 そのほかのAPI、中でもとくにDigg、GeoNames、Gowalla、Posterous、Eventfu
ビデオエンコーディングサービスを提供しているEncoding.comからの今朝(米国時間3/25)の発表によると、同社は、ビデオURLサービスVid.lyのベータバージョンを一般に公開する。 ものすごく多様な機種のスマートフォンやタブレットコンピュータ、それにブラウザなどが散乱している今の世界では、サイト/ページのパブリッシャーがオンラインビデオを、どこの誰でも視聴できる形で提供することが容易ではない。 つまり、必要とされるビデオコーデックや画面サイズが、ハードウェアの機種やWebブラウザによってまちまちだから、ビデオを多くの異なるフォーマットやサイズに変換しなければならない。 そこでEncoding.comは、Vid.lyがパブリッシャーたちに’普遍的なビデオURL’を提供することによって、この問題を回避し、どの機種/どのブラウザのユーザでも共通のURLでビデオを再生できるようにする。
先ほどZyngaのチャリティーの記事の翻訳記事を掲載したが、国内でもいくつもの地震・津波に対する義援金活動が報告されている(一部はすでに今朝アップした記事に追記している)。 非常に早い段階で取り組んだのはGroupon Japanだ。すでに昨晩のうちに、ユーザーが寄付した金額と同額をグルーポンが上乗せしてその総額を団体(日本赤十字社を予定しているようだ)へ送金することをアナウンスしている。TwitterによればGroupon Norwayも同様のチャリティを実施しているようだ。 ほかにも共同購買のチケットでは、KAUPON(寄付先は日本赤十字社)やPIKU(寄付先は日本赤十字社、JEN、各被災地支援団体)などもGrouponと同様の活動を行なっている。 また、ソーシャルネットワーキングサービスのmixiは義援金用の専用のミクコレをスタートさせた。これはモバイルのみの対応となっていて、ミクコ
昨年8月、Gmailは優先トレイ(Priority Inbox)を発表した。この機能はメール洪水をさばくのに非常に有効だと判明している。メールの重要性を自動的に判断して優先トレイに表示するこの機能はまだ完全とはいえないが、ユーザーが受信トレイを眺める時間を平均15%も削減したといわれる。 「優先トレイ」が有効だったことは疑いないが、Gmailチームはさらなるメール洪水対策を打ち出してきた。今日発表された最新の武器はスマートラベル(SmartLabels)だ。Labsでこの機能を有効にすると、Gmailは自動的に受信メールの内容を判別してBulk〔一括〕、Notifications〔通知〕、Forums〔フォーラム〕などに分類し、それぞれに対応した処理をする。 ラベルの意味は自明だろう。Notifications〔通知〕にはFacebookの投稿の通知、Amazonの受注確認など個人的な知り
しばらくの間、FoursquareのCEOであるDennis Crowleyのインタビューをお送りしてきた(これまでの記事については末尾に掲載した過去記事へのリンクをたどっていただくか、あるいは下に掲載した45分間におよぶインタビュー全編のビデオをご覧頂きたい)。今回の記事が最後で、上に掲載したビデオでは、Crowleyは番組ホストのChris Dixonからの矢継ぎ早な質問に回答している。その質問とは、これまでビジネス上で成した最善の意思決定は何か、CEOでなければ何をしていると思うか、心の師というような人物はいるのか、最も気に入っているiPhoneアプリケーションは何かなどというものだ。そう、他の起業家に対するアドバイスはという問いかけもあった。 質問があまりに多岐にわたるので、回答については上に掲載したビデオを御覧いただきたい。但し、他の起業家に対するアドバイスだけはこの記事にも抜き
最近Y Combinatorが投資した Like.fmは、ユーザが再生している音楽を追尾し友だち(Facebookのフレンド)と共有するサービスだ。現在そのサービスは、ChromeとFirefoxとSafariのエクステンションを使って、ユーザがオンラインのYouTube、Pandora、Rdio、Meemix、Grooveshark、Earbitsや、デスクトップクライアントのWinamp、iTunes、MediaMonkey、Windows Media Playerで聴いている音楽を記録していく。 ファウンダのChris Chenによれば、音楽を追尾するサービスはLast.fmのような既存のストリーミングサービスや、AppleのPingのような音楽購入ネットワークにないものだ(彼はPingを“iTunesストアに共有ボタンに毛が生えたようなものを加えた”と言っている)。Chen曰く:
来年の上場を控え、Skypeが最新S-1報告書を公表した。これには収益、利益、利用量などの新しいデータが記載されている。ご存じの方もいると思うが、Skypeは当初、売り出し額の上限を$100M(1億ドル)[仮の金額]で、SECに新規上場登録届出書を提出した。上場は今年の早い時期に行われると見られていたが、どうやら同社の新CEO Tony Batesは、Skypeを「より良い状態」にするための時間が必要だと判断したようだ。 Skypeの発表によると、2009年12月31日四半期の月間平均接続ユーザー数は、前年同期比38%増(1億4500万人)、月間平均有料ユーザー数は730万人から880万人へと19%増加し、有料ユーザー1人当たりの収益は$97だった。2009年12月期から2010年同四半期にかけて、Skypeの登録ユーザー数は4億7400万人から6億6300万人へと増えている。 純利益は2
既にお聞き及びのことと思うが、新しいiPadが登場した。名前は「iPad 2」というもの。スマートな名前だと言っておこう。 このiPad2には高速なCPUが搭載され、グラフィックエンジンも強化された。ユニークなディスプレイ用カバーも発表され、筐体も薄くなった。他にもいろいろな点でアップデートされているとのこと。確かに従来のiPadからアップグレードされている点は多いようだ。ただ「進化」と呼ぶことはできても「革新」とは呼べないように思う。アップグレードが期待されつつ、今回は見送られた点がいろいろあるように思われる。購入を躊躇っていた人が踏み切る「もう一歩」が欠けているように思うのだ。 1. 無線による同期あるいはMobileMeのアップデート iOS機器群をiTunesに縛り付けるのをそろそろやめてはどうかと思うのだ。コードを無くせるようにしてほしい。子供たちにケーブルを気にせず走りまわる自
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