今日の横浜北部はよく晴れまして、相変わらず真冬の気温でした。 さて、久しぶりに読んだ本の感想とメモを。 すでにツィッターや一部の講演などで紹介しておりますが、私が今年読んだ本の中でベストの一冊について書きたいと思います。 Future of War: A History by Lawrence Freedman 原題を直訳すれば『戦争の将来:その歴史』という、ちょっとわかりづらいものになるのですが、その内容を簡単にいえば「次の戦争はこうなる!」というコンセプトで書かれた、いわば「将来戦」や「未来戦記」についての文献を、歴史的に振り返ったものです。 有名なところでは、SFライターのH・G・ウェルズの一連の作品だといえばおわかりいただけるかもしれませんが、さらにイメージしやすいところでは、80年代から90年代にかけて活躍したトム・クランシーの著作、それにややマイナーですが『第三次世界大戦』など